芸術の秋の到来。国際現代芸術祭「中之条ビエンナーレ2023」の開催や、前橋の街中に登場した話題のアートスポットなど、県内にはさまざまなアートが点在しています。今年の秋はお散歩気分で、県内アートを巡りに出かけませんか。
■中之条ビエンナーレでアート散歩
▼美しい里山の中で生まれる隔年開催の国際現代芸術祭
第9回を迎える、中之条ビエンナーレ2023。中之条市街地、伊参(いさま)、四万温泉(しまおんせん)、沢渡暮坂(さわたりくれさか)、六合(くに)の5つのエリア、44会場で、国内外の創造的、革新的なアイデアや計画を持つアーティストの作品に出会えます。
○総合ディレクター 山重 徹夫(やましげ てつお)さん
ここ数年、私たちはコロナ禍という大きな潮流の渦に翻弄(ほんろう)されてきました。中之条町でアーティストが生み出す作品が、不透明な世界に1つの道しるべとなることを願います
・中村Mather美香(なかむらメイザーみか)「あの時、一緒にいられたら。 2020-2023」伊参スタジオ(伊参)
・福島陽子(ふくしまようこ)「The Sun(ザ サン)」伊勢町民家(中之条市街地)
・アニタ・ガラツツァ「Glöckler(グレックラー)」旧五反田学校(伊参)
・大貫仁美(おおぬき ひとみ)「かつては少年であり、少女だった」旧五反田学校(伊参)
・藤森哲(ふじもり さとし)「後来史 興亡学(コウライシ コウボウガク)」旧廣盛(ひろもり)酒造(中之条市街地)
○エリアマップ
・六合(くに)
・四万温泉(しまおんせん)
・沢渡暮坂(さわたりくれさか)
・伊参(いさま)
・中之条市街地(なかのじょうしがいち)
▼中之条ビエンナーレとは
○滞在し生活しながら行う制作活動から生まれる作品
アーティストの多くは中之条町に滞在しながら地元住民と交流し、この土地の空気と質感を感じながら制作活動を行います。こうして山村地域で生み出される、ここにしかない作品が中之条ビエンナーレの魅力です。
・地元住民との交流/セキ・イコネン
・養蚕を見学する作家たち
▼楽しみ方のアドバイス
○高校生以下は鑑賞料無料!大人は必須のパスポート
9月9日(土)から10月9日(月)まで開催される、中之条ビエンナーレ2023(午前9時30分~午後5時、会期中無休)。会期中、町内の全エリアで展示されている作品を何度でも鑑賞できるパスポートは必須です。
※別途入場料が必要なイベントもあります
★パスポートは記名式で、1枚 1,500円
○ショップやマルシェもチェック♪
今年も公式グッズを販売するショップが開催期間に合わせてオープンします。アーティストの作品やグッズは1点ものが多いので、売り切れに要注意です。
ショップ会場:中之条町ふるさと交流センターつむじ ホール内
会期中、作品が広範囲に点在する中之条ビエンナーレでは、限定「マルシェ」での食事も楽しみの1つです。数カ所の会場で「マルシェ」が開催される予定です。
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