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自治体の皆さまへ

議会だより No.190 「6月定例会」(2)

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茨城県八千代町

▽三役の行政について
大久保 敏夫 議員
[質問]
八千代町の行政は町長、副町長、そして教育長の三役が主導し、全ての町民に平等に行き渡るように物事を進めなければなりません。そこで三役の方々に質問します。
町長が新たに任命した副町長と教育長に対して何を期待しているのかお聞きします。
副町長は行政経験が豊富だと聞いています。なぜ副町長の職を受けようと思ったのでしょうか。また、八千代町でどの様な役割を果たしたいと考えていますか。
教育長は八千代町出身だとお聞きしています。教育長という職を引き受けようと思った理由をお聞かせください。また、八千代町の小中学校の生徒に対して感じたことはありますか。

町長:副町長、教育長、共に八千代町の出身で他の自治体で行政経験を積んでいます。副町長には、職員の人材育成はもとより、町が抱える行政課題へ積極的に取り組んでもらいたいと考えております。教育長には、今後の八千代町の学校のあり方について、長年の経験を生かし、より良い方向へ導いてほしいと思っております。

副町長:前職を退職してから6年のブランクがあった私に、副町長の職が務まるのかと悩みましたが、最後は地元である八千代町に尽くしたいという思いから決意した次第でございます。長年の行政経験を生かし、モチベーションが高い状態で仕事を続けられるような人材を育成すると共に、町長の判断を仰がなくてもよい問題については、私の段階で解決していきたいと考えております。

教育長:私の座右の銘は「愛郷無限」です。教育長の話を伺った時、やっと実現できるなと思いました。微力ではありますが、八千代町の子どもたちの未来のために貢献したいと考えております。
次に、生徒たちに感じたことですが、八千代町の小中学校7校を全て訪問いたしました。小学校5校に共通して言えるのは、明るくて人見知りがなくて活動的であると感じました。中学校2校に関しても、大きな差はなく、素直で礼儀正しく、真面目に授業に取り組む姿が印象的でした。

▽1級町道8号線について
大久保 武議員
[質問]
1級町道8号線は若地内の結城坂東線から東蕗田地内、栗山地区を通り、筑波サーキット南側へ通じる、町の中央から南へ抜ける幹線道路です。西方面は1級町道12号線から広域農道、さらには古河市の名崎工業団地や筑西幹線道路へ通じる、八千代町の産業発展のために重要な道路です。
第1期工事区間である若地内の結城坂東線から東蕗田地内のつくば古河線までが平成26年4月に開通となりました。この開通により栗山地区では一日も早い工事着手への期待が高まっています。現在の進捗状況と今後の計画についてお聞きします。

産業建設部長:今後の整備区間となります第2期工事区間は、東蕗田地内の県道つくば古河線の交差点から栗山地内を抜け、筑波サーキット南側までの区間となります。現在、用地測量業務に向けた予算措置について、茨城県や八千代町財政部門との協議を進めると同時に、流末排水路の確保に向けた各方面との協議を行っております。早期の工事竣工を目指して事業を推進してまいりたいと考えております。

町長:この1級町道8号線は、八千代町にとって、古河市から来て、町の真ん中を通って常総市に抜けていく動脈的な道路になりますので、この道路の完成は、地元はもとより、町としても早期開通を望んでおります。これまでも地権者の方との交渉を進めてきましたが、今般地権者の方が心を開いてくれています。これも、粘り強い交渉の成果であると感じております。
あとは財源をどうするかということが問題となっております。国や茨城県との協議の中で、どれだけ早く実現化に向けて進められるかが課題となりますが、鋭意努力してまいりたいと考えております。

▽中心市街地のにぎわいの創出について
上野 政男 議員
[質問]
平成元年より市街化区域において区画整理事業を実施しております。ここ数年で、一戸建て住宅や賃貸アパートは増加していますが、既存の飲食店が何店舗か閉店してしまい、中心市街地としての都市基盤の機能性が乏しい状態であります。また、八千代町は農業の町でありますが、中心市街地である区画整理後の一等地において、野菜などを耕作している農地も目立ちます。事業費総額115億円もの巨費を投じたのですから、当然のことながら費用対効果に見合った成果が求められます。
また、結城坂東線沿線にはもう少し商業施設が張り付くような施策が必要だと考えております。現状と今後の対策について見解を伺います。

秘書公室長:現在、社宅・社員寮整備支援事業や転入者住まい応援助成金、新婚家庭家賃助成金などの施策を展開し、市街化区域内の人口は増加傾向にあります。商業施設につきましても、民間企業に働きかけをして、官民連携による誘致も行いたいと考えております。

町長:民間企業のノウハウと資金を活用するPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)方式での子育て支援住宅整備を検討しております。完成すれば、八千代町では初の町営住宅となります。この事業を軌道に乗せ、商業施設の誘致にもつなげたいと考えてります。併せて国道や県道沿いに、開発が可能な計画地区をつくる地区計画の策定も進めてまいりたいと思います。
事業費総額115億円を投資した費用対効果というものは、中心市街地の方々だけでなく、八千代町全体にも及ばなければいけません。この理想像に向けて進んでまいりたいと思います。

[その他の質問]
・公共交通のバス路線変更について

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