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≪特集≫令和5年度 施政方針(2)

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長崎県大村市

◆3.安全・安心なまち[災害に強い安全・安心なまちづくりに向けた取り組みを]
◇災害対策・復旧
消防団や消防署、自衛隊などの関係機関と連携し、災害に強い安全・安心なまちづくりに向けた取り組みを進めます。また、郡川流域の浸水想定区域内に浸水深の表示板を設置し、関係者・団体と協働し流域全体で水害を軽減させる治水対策を推進します。加えて、令和2年7月豪雨で被災した河川や農地・農業用施設などの復旧、市道似田ノ尾北ノ川内線の通行止め解除に向けて取り組みます。

◇消防団員の確保
イベントなどでのPR活動を通して、消防団への加入を促進します。また、技術向上を図るため、新たに消防ポンプ操法などの訓練場を整備します。

◇防犯対策
関係機関・団体と連携し、防災ラジオやSNSなどを活用した安全・安心のための情報発信などを行います。

◇安全で快適な道路の整備
大村市自転車活用推進計画に基づき、自転車の通行位置と方向を明示する路面標示を行うなど、関係機関と連携しながら自転車空間の整備を進めます。また、登下校時の児童生徒の安全を確保するため、市道路側帯のカラー舗装化や通学路のガードパイプ設置、区画線の復旧や新設を行います。

◆4.活力に満ちた産業のまち[企業誘致や各産業への支援 魅力ある観光地の創出を]
▽企業誘致・支援
第2大村ハイテクパーク残り1区画への企業誘致に取り組むとともに、大村商工会議所への産業支援センター運営委託による市内事業所の売り上げ向上や、DX化に取り組む市内中小企業などに対する支援を行います。

▽観光対策
グリーンツーリズムなどの体験型観光を推進するとともに、長崎空港や新大村駅を起点に大村の歴史・文化を活用した「新しいストーリー」をスマートフォンアプリなどで提供し、魅力ある観光地の創出につなげます。

▽ふるさと納税(ふるさとづくり寄附)
ふるさと納税業務を包括的に民間委託し、ふるさとづくり寄附ができる自動販売機やタブレット設置、返礼品にNFT(非代替性トークン)を加えるなど、情報発信の強化や魅力ある返礼品の開発などを通して、寄附金の収入増に努めます。

▽農業対策
おおむね10年後の目指すべき農地利用の姿を明確化する地域計画などの策定、農業者が組織する団体などに対し、環境制御機器の導入や農産物の高品質化・新規品目・有機野菜などの栽培にかかる支援、農地集積に取り組む認定農業者へのさらなる支援などを行い、農業所得向上を目指します。

▽畜産業対策
大村生まれ・大村育ちの長崎和牛の知名度向上につながるよう、生産者の飼育技術向上や優良な素畜の導入支援などに取り組みます。また、鳥インフルエンザなどの防疫対策を支援し、安全・安心な畜産物の安定生産を図ります。

▽林業対策
森林の適切な管理・活用を促進します。また、老朽化が進むすわの森のレクレーション機能の再生に取り組むとともに、森林空間の活用や木材の利用を通じて、森の力を活用したSDGs達成への貢献に努めます。

▽水産業対策
浜んこらあさいちの開催や地元水産物活用推進協議会による小中学校給食用の食材提供に対する支援を行い、漁業経営基盤を強化するとともに、大村の水産物の魅力を発信し、地産地消・販路拡大を推進します。また、資源管理型漁業を推進するため、稚ナマコなどの種苗放流などへの支援を行います。さらに、漁業者の就業意欲と安全な就労環境創出のため、新たな漁港施設整備計画の策定に取り組みます。

◆5.機能的で環境と調和したまち[新大村駅周辺地区を新たなまちづくりの拠点に]
○新大村駅周辺地区
新大村駅周辺地区を新たなまちづくりの拠点と位置付け、公共交通拠点としての利便性向上、観光やビジネスなど多様な交流を促進します。また、民間開発の促進や公園整備を進めます。さらに、官民が一体となった新たな協議会を設立し、九州新幹線西九州ルートの全線フル規格を実現させます。

○国道34号整備
与崎~諫早市本野の大村諫早拡幅の道路設計や用地測量、空港南口交差点~水主町交差点の大村拡幅の橋梁工事など着実に事業が進められています。

○慢性的な交通渋滞解消への取り組み
桜馬場交差点・池田2丁目交差点・空港北口交差点の渋滞解消に向け、国・県などの関係機関とともに取り組みます。

○新規道路の実現に向けて
国や県と連携し、長崎空港連絡道路の課題整理や整備手法の検討、東彼杵道路の整備促進に努めます。また、都市計画道路古賀島沖田線北側の事業着手、(仮称)鬼橋坂口線の都市計画決定に向けた調査や設計を進めます。

○公共交通体系(2次交通)構築
おおむらかもめライナー実証運行を継続するとともに、公共交通などのサービスを最適に組み合わせてルート検索や予約、決済などが行える大村版MaaSを構築し、利便性を向上させます。

○水道事業
安全・安心な水の安定供給のため、老朽化した施設や管路の更新、坂口浄水場の耐震補強工事を進めます。

○下水道事業
水処理施設の高度化や萱瀬下地区の農業集落排水を公共下水道に統合する工事を実施します。また、生ごみを粉砕し水と一緒に下水道へ流せる生ごみ処理機ディスポーザーの設置を九州で初めて認可します。

○ゼロカーボンシティ宣言
第三次大村市環境基本計画に基づき各種環境施策を進めるとともに、ここにゼロカーボンシティを宣言し、2050年CO2排出実質ゼロを目指します。取り組みの一環として、電動アシスト自転車購入に対する補助の実施、CO2を吸収・固定化する人工サンゴの海中設置による検証を行います。

○廃棄物処理施設の検討
ごみ処理施設の建て替えに向けた調査の実施や、釜川内の旧一般廃棄物最終処分場跡地の活用の検討を進めます。また、大村浄水管理センター内にし尿等受入施設を建設することとし、実施設計・建設工事に着手します。

○大村湾SDGsプロジェクト事業
大村湾に水質浄化セラミックを引き続き設置することで環境回復を促進し、持続可能な水産業の振興につなげます。

○アニマルポート長崎
県で再整備が検討されており、気軽に立ち寄り、動物と触れ合える施設が整備されるよう、引き続き取り組みます。

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