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スポーツのチカラで対馬を元気に

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長崎県対馬市

峰総合運動公園陸上競技場に響く声。
この日、普段は競技者だけが走るトラックには、大勢の子どもたちが選手と並走しながら応援する姿がありました。
競技する側だけでなく、応援する側も一緒になって参加することで一体感が生まれる。その一体感をこの島を盛り上げる力にしたいという取り組みがスタートしています。

■走らなくても楽しい陸上競技
9月9日、陸上競技場では「陸上競技場で遊ぼう!」と題されたイベントが行われ、通常の陸上大会では聞くことのない、賑やかな音楽と子どもたちの声援、大人たちの笑い声が響いていました。このイベントでは、競い合う陸上ではなく、体を動かす楽しさや陸上を見る楽しさなどを参加者に味わってもらい、陸上競技のイメージを楽しいものに変えようと様々な工夫が凝らされていました。
イベントには、大会を控えた高校生も参加し、本番さながらの走りやジャンプを披露。普段見ることのない高校生の走りに、会場からは大きな声援だけでなく、高校生に声をかけながら一緒にゴールするなど、大いに盛り上がりました。
普段の大会では、それぞれ離れた場所で、競技者は自らの記録に向かい合い、観客はその姿を応援しますが、同じフィールドで選手たちの走る姿や息遣いを感じながら応援すること、その応援を感じながら走ることで、関わる人全員でゴールに向かう一体感が生まれる。そのことの大切さを多くの人が発見したイベントでもありました。

■イベントに参加して
日高 琢仁(たくと)くん(鶏鳴小6年)
競技場は、大会で来ることしかなかったので緊張するイメージが強かったけど、遊ぶことで楽しい気持ちになり、次の大会にも楽しい気持ちで臨めそうです。

小宮 翠(みどり)さん(豊玉小5年)
競技場で初めて高校生と一緒に走ることができて、とても貴重な経験になりました!

米田 智咲(ちさ)さん(豊玉小6年)
ジャベリックボール投を初めて体験しました。初めて投げたら意外と遠くに飛んでびっくりしました!

■仕掛け人は、対馬に移住した陸上コーチ
今回のイベントを企画したのは、4月に対馬に移住した林田章紀さん。
長崎県出身で小学生の頃、陸上競技と出会った林田さんは、高校で本格的に競技人生をスタートさせ、順天堂大学へ進学後は十種競技の選手として活躍しました。大学院卒業後には、出身校でコーチとして活動をはじめ、2017年からは、プロのコーチとして選手の育成や指導を行うようになりました。今年からは、市の対馬3高校魅力化推進事業などの取り組みに関わることを機に対馬に移住しました。

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