活動内容を紹介します
■食を通じて地域に溶け込む
食の魅力開発プロジェクト 和泉翼(いずみつばさ)さん
令和3年5月に地域おこし協力隊に着任。みはらしファーム食の魅力開発プロジェクトをミッションに、みはらしファームの新商品の開発や、地元農産加工品のPR、販売をしている。
伊那市地域おこし協力隊として着任して今年で3年目になります。伊那市に移住するまでは北は北海道、南は九州、海外ではニュージーランドなどいろいろな所に住んでいました。そして妻と長野に住んでみようと話し合い、1カ月かけて長野県中を見て回りました。その中で伊那市が景色の良さ、野菜のおいしさ、人の温かさなどが、私たちの中で1番しっくりきたので移住を決意しました。
協力隊に着任後は、みはらしファームの3つある加工場(米加工場・大豆加工場・漬物加工場)で、新商品の開発や運営のサポートをしています。米加工場では、新商品として伊那発の朴葉巻き「ほおばってみらし」を商品化しました。木曽の名物である朴葉巻きですが、伊那の山でも朴葉を収穫できると知り、挑戦する価値があると思い、今までにない5種類のあんこを使用した新しい朴葉巻きを作ることができました。漬物加工場では、漬物のシーズン以外での加工場の活用として、夏に収穫できるブルーベリーを使った「ブルーベリーピクルス」を商品化しました。大豆加工場では、昨年末に経営者が代わりましたが、先代からも教えてもらいながら豆腐作りをしています。作った豆腐を夏のシーズンはリヤカーを使い、昔ながらの豆腐屋のラッパを吹いて移動販売しています。全て初めての経験ですが、加工場の方々が優しく指導してくれるので少しずつできることが増え、休憩時間の会話からアイデアが生まれることもあります。仕事が終わった後、一緒に山菜を採りに行き、調理法などを教えてもらっています。そういった小さなヒントを拾い集めて、今までなかったものが作れたらと思い活動しています。
問合せ:地域創造課 人口増推進係
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