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令和4年度 わが村の家計簿(1)

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長野県小川村

9月定例村議会で令和4年度の決算が認定されました。令和4年度は村長選挙が行われたため、一般会計28億7百万円の骨格予算でスタートしました。染野村政2期目がスタートし、「人が集い賑わう村づくり」を目指し、“産業振興と地域の活性化” “保健・医療・福祉の充実” “子ども子育て支援” “安心・安全・快適な暮らしの実現” “文化の振興” “健全な財政運営”に力を注いできました。
また、令和4年8月6日に発生した豪雨災害の復旧と、前年度から引き続く、新型コロナウイルス感染症の感染対策事業にも取り組んできました。
決算の状況ですが、一般会計の歳出総額は33億9,002万円で前年比19.8%、5億6,048万円の増額となっています。8月6日発生の豪雨災害に対応するための災害復旧費(4億1,985万円)が大きく前年度に比べ増加したこと、移住・定住地域活性化対策として、大久保地籍に村営住宅(戸建て3棟、単身用ワンルームマンション4戸1棟)を建設(1億3,458万円)したこと、将来の財政負担に備えるため財政調整基金に積立(1億円)したことなどの要因により増額となっています。
移住定住・地域活性化対策事業では、地域おこし協力隊事業、空家活用推進・改修事業、白馬長野有料道路割引回数券事業等を実施しました。感染症の流行状況に注意しながらも、首都圏などで移住相談会に参加し、小川村への移住体験ツアーも開催することが出来ました。このほか、結婚支援事業、若者就労激励金事業、美しい村推進事業等を継続して実施しました。
経済の活性化では、引き続き大豆振興事業補助金やそば・雑穀振興事業補助金、組織型営農支援事業など農業振興事業補助、農作業受託等を行う農林公社みらいへの支援、中山間地域等直接支払い事業、鳥獣被害防止対策事業、また、商工業の支援として小規模事業経営改善普及事業補助金や保証料補給金などを実施しました。
健康長寿対策では、診療所の常勤医師の不在に伴う派遣医師の確保や新町病院への運営費補助など医療体制の確保に取組みました。保健師や管理栄養士による訪問指導や地区講座、ヘルススクリーニングや妊産婦健診、インフルエンザや新型コロナウイルスなどのワクチン接種に取組むとともに、老人福祉センター(小川の湯)の運営や在宅福祉支援センター(サンリング)の空調設備を更新するなど施設の長寿命化にも取り組みました。
子ども子育て支援では、にこにこ保育園や子育て支援センターの運営、すこやか成長祝金等を引続き実施するとともに、新規に出産・子育て応援交付金事業を実施しました。
学校教育では、高等学校等通学費補助や小・中学校のトイレ改修(洋式トイレ化)中学校のWi-Fi整備に取組みました。社会教育では、分館活動交付金や伝統芸能保存補助金のほか、県立長野図書館の実施する“デジとしょ信州”に参加するとともに閲覧可能なWi-Fi環境等を整備しました。また、びっくらんど小川やふるさとらんど小川の運営も継続して取り組みました。
消防防災対策では、防火水槽の修繕(高山寺地籍)や消火栓用ホース購入、豪雨災害に伴う家屋への流入土砂の撤去等を実施しました。
“新型コロナウイルス感染症”対策では、国からの『新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金』を活用し、小・中学校やバスティ高府の網戸設置、消費促進商品券事業や生活応援商品券事業、子育て応援支援金、学びの応援交付金などの各種事業を実施しました。
村の財政状況は令和4年度末、村債残高30億3,635万円(前年度比8.1%の減)、基金保有額32億6,839万円(前年度比4.3%の増)であり、実質公債費比率は7.6%(前年度比1.3ポイントの減)と財政の健全化を示す指標は、健全な財政状況が続いています。

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