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ごぞんじですか?白馬のすいどう(号外)漏水注意!御宅の設備は大丈夫?

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長野県白馬村

令和5年度の検針が始まります。家に降り積もった雪も融け、例年漏水が発見される頃合いになりました。令和4年度の冬シーズンは10年に一度の寒波が襲来し、全国的に水道の凍結等の事故が多発しています。凍結は管路の漏水に繋がり、水道料金の高額な請求に関して多くの相談が寄せられます。

■漏水に気がつくために
漏水にも色々な事象があり、どこから水が出ているかを探すことは困難です。しかし、次にあげる代表的な例は漏水の可能性を示しています。
・特段多く使用していないにも関わらず、いきなり水道料金が増加した。
・毎月の水道料金が増加し続けている。
・水道を使用していない。雨も降っていないのに何故か水音が聞こえる。土が湿っている。
・蛇口から出てくる水圧が減った。
まず、目に見える設備を点検することが大切ですが、常々こういった事象があれば漏水を疑ってください。

■水道メーターの確認
上下水道課では契約のお客様に水道メーターを貸与しています。漏水を疑う際は、まず水道メーターを確認しましょう。水道メーターは大きく分けて2種類あり、確認方法はそれぞれ異なります。

◇アナログメーターの場合
文字盤が回ることで表示を更新する電気を使わないメーター。中央付近に配置されている銀色の円盤(パイロットメーター)が動いているかどうかで水道の動きが判断できます。

◇デジタルメーターの場合
モニターにデジタル数字でメーターの指針を表示するメーター。モニター右下に黒い四角(■)が点滅しているかで水道の動きが判断できます。
どちらも少量の水の動きに反応するため、水道使用者ご自身でも確認が可能です。

■漏水の原因
水道管が破損する主な要因を3つあげれば、「劣化」「振動」「凍結」が挙げられます。

◇劣化
ご家庭の水道設備は設置後、何年が経過しているでしょうか。上下水道設備はおよそ40年で破損するとされています。しかし、様々な要因により、設置後10年程度で破損する事例も多く報告されており、白馬村では10年目以降はいつ壊れてもおかしくないと考えています。

◇振動
地震等物理的に破断することや、ウォーターハンマーの衝撃に起因する振動、通水に伴う管の振動、振動による水道管の破損はどの建物でも起こりえます。特にウォーターハンマーは近年多くみられるレバー式の水道に起因するものが多く、徐々に開ける、閉めるといった操作をしないことが大きな要因とされています。また、水抜き後やメーター交換後に初めて水道を使用する場合、管に空気が入り振動することで、錆びが剥離し水を濁らせることもあります。

◇凍結
気温が氷点下を下回る日が続くと、水道が凍結する可能性があります。水道管が凍結すると、水が出なくなるだけではなく、水道管の破損に繋がり、解氷が進むと漏水することがあります。一般的に水から氷に凝固する際に体積は1.1倍に増加します。増加した体積分のスペースを確保するため周辺の物質を押しのける必要がありますが、水道管という圧力の逃げ場のない場所で凍ると周りの水や水道管に圧力がかかります。水は圧縮されづらい物質の為、水道管が押しのけられ破損に繋がります。凍結する場所は特に水道管がむき出しになっている場所が多く、凍結防止帯が巻かれていない管や、屋内ではじゃ口付近やシャワーなどの破損が多く見受けられます。

■これからの設備管理
普段使っていない建物や、使っていない設備がある方は特に気を付ける必要があります。長期間使用しない、凍結による破損の恐れがある場合は水抜きと水道メーターの確認を行いましょう。漏水は高額な請求が出てしまいます。もとは民宿であったなど管理物件が大きく、どうしても隅々まで目が行き届かない場合、水道設備のダウンサイジングや思い切った設備改修の検討もご一考ください。

お問合せ:白馬村役場 上下水道課
【電話】0261-85-0714

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