社会のデジタル化が進み、多様なコミュニケーションやサービスの普及など、私たちの生活は非常に便利になり、楽しみの幅が広がっています。一方で、新たな消費者トラブルも発生しており、デジタルサービスの仕組みやリスクの理解、正確な情報を見極める力などが必要です。
■インターネット通販のトラブルが急増
トラブルの事例:
・注文したが、商品が届かない。
・商品の交換や返品をしたくても、販売業者と連絡が取れない。
・「お試し○円」「初回無料」などという広告を見て申し込んだが、2回目以降が高額な定期購入だった。など
被害に遭わないために、必ず申し込みの前に、次の項目を確認しましょう。
□配送期間はどのくらいかかりますか?
□所在地や連絡先など、事業者の情報は正しいですか?
□キャンセル・返品条件、利用規約を確認しましたか?
□定期購入が条件になっていませんか?
【定期購入が条件になっている場合】
□継続期間や購入回数が決められていませんか?
□支払うことになる総額はいくらですか?
□解約の際の連絡手段を確認しましたか?
【未成年の場合】
□販売サイトに「法定代理人の同意を得ている」のチェック欄があった際は、同意を得てチェックを入れていますか?
□年齢や生年月日を成人であると偽らず、正確に入力して申し込んでいますか?
(参考国民生活センター契約条件チェックリスト)
消費者トラブルで困ったり不安なときは、1人で悩まず、消費生活・特殊詐欺被害防止センター(本庁舎1階・市民課内)にご相談ください。
受付時間:月~金曜日午前8時30分~午後5時(土・日曜日、祝日を除く)
■エシカル消費
消費は社会や世界とつながり、未来や他者のための行動が最終的により良い社会の形成につながります。
「今だけ」「ここだけ」「自分だけ」の消費行動から転換し、人や社会、地域などにも配慮した「自分で考える消費者」になることが必要です。
▽長野県版エシカル消費
・環境
地球温暖化、森林減少、プラスチックによる海洋汚染など、さまざまな環境問題に配慮する。
・人・社会
過酷な労働や児童労働問題、不公平な取引など、生産者や労働者、社会問題に配慮する。
・地域
地元の商品や、災害があった地域の商品、伝統工芸品を購入することで地域に配慮する。
・健康
塩分控えめ、野菜たっぷりな食事、運動や検診につながる消費行動で、豊かな生活の基礎、「健康」に配慮する。
○エシカルは、「倫理的・道徳的」という意味です。
○エシカル消費とは、「人・社会、環境、地域に配慮した思いやりのある消費」のことです。
○長野県では、長寿県の特徴「健康」を加えた「長野県版エシカル消費」を推進しています。
問合せ:須坂市消費生活・特殊詐欺被害防止センター
【電話】026-248-9002
<この記事についてアンケートにご協力ください。>