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自治体の皆さまへ

町政ここが聞きたい 議会だより(3)

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青森県大鰐町

■6月定例町議会
◆一般質問
◇藤田賀津彦議員
(1)町内防犯カメラ設置について
(2)役場新庁舎、場所選定について
(3)インバウンド誘客宣伝対策、今年度集客数値目標について

問(1)
国内はもとより、青森県内において犯罪が増加している。犯罪の早期解決及び犯罪抑止力を高めるため、町内へ防犯カメラ設置を考えて頂きたい。
先日も、むつ市、鶴田町において不審者が児童へ付きまとうという事件があったので、早期に防犯カメラの設置をお願いしたい。御意見を伺う。

答(1)(町長)
防犯カメラについては、犯罪の早期解決及び犯罪抑止力を高める効果もあり、設置している自治体も数多く存在している。
本町の状況としては、これまで黒石警察署から町に対して防犯カメラの設置を提案され検討したが、反対意見があり設置に至らなかった。
令和三年度には、大鰐町防犯協会が黒石地区防犯協会から防犯カメラの寄贈を受けて、駅前地区に設置したが、その後、都合により令和四年八月に撤去した経緯がある。代替設置場所が決まらなかったため、現在も再設置には至っていない。
今後、町が設置する場合には、設置場所の選定、設置費用の確保、録画データの取り扱いに関する管理規定等が必要となる。防犯カメラの設置は、犯罪抑止力の向上や安全安心な街づくりの理念からも、今後ますます必要性が高まるものと思われる。しかしながら、プライバシーの観点から、住民の中には望まない声もある。
町としては、黒石警察署や黒石地区防犯協会などの関係機関と協議したうえで、慎重に対応していきたいと考えている。

問(2)
庁舎建設の委員会メンバーが近く決定するようだが、最初から委員会メンバーで候補地を決めていくのか、または既に候補地が何カ所かあり、その中から選定し決めていくのか伺いたい。

答(2)(町長)
新庁舎建設検討委員会については、町議会議員、町教育委員会、関係団体、学識経験者等によって構成され、六月下旬以降に第一回の会議を開催する予定。
候補地については、立地上の利便性に加え、実現性、安全性、財政状況などを考慮したうえで、役場庁内で組織する新庁舎整備推進本部会議において四箇所選定した。
今後、その候補地について新庁舎建設検討委員会に諮問し、議論いただく予定としている。町議会や町民の意見も踏まえながら、最適な建設場所を決定したいと思う。

問(3)
青森県観光戦略が二〇一九年に発表した外国人観光誘致目標が五十万人とあり、今その目標を継続し東南アジアを中心としたインバウンドに取り組んでいる。
二〇一九年度県内には三十四万人インバウンド客が来訪し、その中で大鰐には約二%の来町であった。
以前インバウンド対策を伺った際、町内事業者が行う受け入れ支援、また、津軽圏域十四市町村で構成されるクランピオニー津軽との連携をお聞きした。国、県は数値目標を掲げ具体的な対策を打ち出しているが、町は今年度具体的なインバウンド集客数値を掲げているのか伺う。

答(3)(町長)
インバウンド集客数値目標について、「第二期大鰐町総合戦略」の中で、重要業績評価指標いわゆるKPIとして、当初「外国人宿泊客数」を設定し、令和七年の数値目標を一万人としていた。しかし、コロナ禍にあった令和三年、外国人観光客の集客は当面難しいという理由から、この評価指標を変更し、「国内宿泊客数」に再設定したところである。
今年度に入り、町に外国人観光客が戻ってきているのは実感としてあり、当初の数値目標である一万人を目指し、コロナ禍以前よりもさらにインバウンド対策の強化を図りたいと考えている。
五月中旬からは、台湾からのツアー客が町を訪れており、職員が駅で歓迎のお出迎えをしている。十月まで予定しているツアーと伺っているので、このお出迎えを継続するとともに、今後も町内外のPRを積極的に行い、外国人の誘客促進に向け取り組んでいく。

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