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自治体の皆さまへ

下田で働く人に聞いてみた(2)

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静岡県下田市

◆船には何人乗船しているか
私が乗船している「しきね」には約30人が乗船しています。

◆船上の生活で苦労することは
船酔いですね。海上保安官も人間ですので酔うこともあります。
船酔いしながらも仕事をしなければならないので、水平線を眺めるなど、うまく抑えながら業務をこなしています。

◆船上の生活での楽しみは
ご飯です!やっぱりカレーがおいしくて、入港日は大体カレーになるのですが、市販のルーを使っていなくて、いろいろなスパイスをブレンドしているそうです。

◆持っている資格は
業務で必要となる小型船舶操縦士、陸上特殊無線技士、海上特殊無線技士は研修期間中に取得することができます。
大型船舶への乗船に必要となる海技士という資格については、乗船履歴(船舶での実務経験を積む期間のこと)が得られ次第取得することになります。

◆次の異動はどこに行きたいか
2、3年程度で異動になるので、個人的には下田市と同じように自然豊かな場所、十一管区の沖縄などを経験してみたいなと思います。雪が降る所は苦手なので南に行きたいです。

◆船の秘密は
長期間、航海することがあるので、船内には生活水を相当量蓄えることのできる大きなタンクを備えています。その利点を活かし災害が起こった際には、被災地で給水支援するといったことが可能になります。
実際、昨年静岡市で断水が発生した際に巡視船が給水活動を行ったので、海に面している下田市でも同様の対応が可能になります。

◆下田の印象は
下田に来て2か月になりますが、海が本当に綺麗で、自然も豊かですので、散歩するだけでも魅力的なまちだなと感じています。歴史ある街ですので、しっかりと勉強し、史跡巡り等の楽しみを増やしていきたいと思っています。

◆これからの意気込みを
初任科時代は、全国各地の様々な経歴を持った仲間と互いに刺激しあい、切磋琢磨しながら学んできました。現在、私は「初任科第1期生」として現場に赴任し巡視船「しきね」の主任機関士を務めています。知識、経験共に不足していますが、多くの事を経験していく中で、これから続く後輩の道しるべになっていくと共に、海上保安庁という組織に新しい風を起こしていきたいと思います。
 
◆市民の方々に一言
下田は密漁対策に苦慮していると聞いています。密漁による被害を1件でも減らし、下田の海の治安を維持できるように、下田海上保安部の一員として下田市に貢献していきたいと思っています。また、一人でも多くの市民の方々に海上保安庁という組織を知ってもらい、理解していただけるよう、これからも私自身が広告塔となって精一杯頑張りますのでどうかよろしくお願いいたします。

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