佐藤(さとう)常義(つねよし)さん
江間郷土研究会 会長
■江間が誇る義時を〝手づくり感”で後世へ
「地元にこんな偉人がいたとは。まさに江間の誇りだ」と、語る佐藤さん。しかし大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が始まるまで、江間地区で生まれ育った佐藤さんたちですら、北条義時(江間小四郎)をほとんど知りませんでした。
「義時ゆかりの豆塚神社も、子どもの頃は遊び場だと思っていました。でも、江間郷土研究会に入って歴史を勉強していくうちに、鎌倉時代や義時の魅力に気付いていったんです」。
昨年6月、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ブームの中、江間公園で初めて『義時・江間まつり』を開催したところ、集まった観客はなんと3,000人。「大河ドラマ効果もあったけど、江間もまだまだ捨てたもんじゃないと感じました」と、当時を振り返り、笑顔を浮かべます。
アフター大河の今年、6月11日に第2回『義時・江間まつり』を開催します。昨年は大河俳優をゲストに迎えましたが、今年はゲストはいません。しかし、佐藤さんらが目指すのは、『手づくり感』のある祭り。「確かに、お金をかければ盛大にできますが、長くは続かない。お金をかけず手作りで楽しめて、続けられる祭りにしたい」。
郷土の偉人・義時と愛する江間を、末永く盛り上げていくための江間郷土研究会の活動と『義時・江間まつり』の開催。佐藤さんの目線は、すでに第3回、第4回を見据えています。
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