☑CHECK! 海で身の危険を感じたら?
1.まずは助けを求めよう
▽「助けてサイン」とは
自身が困っている状態にあることを周囲の人に知らせるサインです。困っている人や溺れている人を発見し、助けを求める際にも使います。
・浮いていられる、足がつく状態であれば、片手を左右に大きく振る
・ライフジャケットを着用している場合は、備え付けの笛を吹く
▽「助けてサイン」をするケース
・離岸流などに流されたと感じたとき
・防波堤などから落水し、陸上に戻れないと感じたとき
・足がつったとき
・寒さを感じたときや、震えが止まらないとき
・クラゲなどの生物に刺されたとき
2.「セルフレスキュー」で生き延びよう
▽ライフジャケットを着用する
・サイズがあったものを選び、ベルトでしっかり締める
・子どもには、股ひもの付いたものを着用させる
▽ライフジャケットを着ていないときは、とにかく浮く
・浮くことで呼吸ができ、落ち着いて周囲の状況が確認しやすくなり、助けてサインを出すなど次の行動につながります
☑CHECK!溺れている人を見つけたら?
1.まずは助けを求めよう
▽海水浴場内のとき
監視員やライフセーバー、まわりの人に助けを求めましょう。
▽海水浴場以外のとき
緊急通報用電話番号の118番(海上保安庁)、110番(警察)、119番(消防)に救助を求めましょう。
『伝える情報』
(1)どのような事故か
(2)事故の場所
(3)事故者の人数
(4)通報者の名前と連絡先
2.自分の安全を第一に
溺れた人を助けるために、海に入るのは危険です。まずは自分の安全を確保し、道具を使うなどして助けましょう。ひとりで助けようとするのではなく、まわりの人に助けを求めましょう。
3.身の回りの浮くもので浮力を確保しよう
ライフジャケットなどの浮力体を身に着けずに溺れている人を見つけたら、身の回りの浮くものを投げ入れて、浮力を確保しましょう。
▽浮力を確保できるものの例
・衣類・ペットボトル・サンダル・発泡スチロールなど近くにあるものを大きなポリ袋に入れて口を縛ったもの
・大きめのペットボトル・サッカーボール・クーラーボックス
◆予測不能な事故に備えた準備を
御前崎市は、渚の交番や救難所など民間団体による水難救助力が高いまちです。念入りなパトロールなどによって、大きな事故を防いでくれています。
しかし、海での事故はいつ、どのように発生するのか予想がつきません。海に慣れている人も、海水の誤飲や遊泳中に冷たい潮の流れに突然触れたことによる体の硬直などによって溺れてしまうことがあります。水難事故を発見したら、すぐに118番通報をお願いします。
心停止状態が5分続くと、救命率は25%まで一気に下がってしまいます。バイスタンダー[救急現場に居合わせた人]が、迅速に心肺蘇生などの救命措置にあたることで救命率が高まります。いつ遭遇するかわからないその時に備えて、心肺蘇生法などを習得しておくことで、大事な人の命を守ることができるかもしれません。
御前崎海上保安署
保坂 和彦 署長
北海道出身。令和4年度から御前崎海上保安署長に就任。
◎海上保安庁が運営する海辺でのレジャー活動を安全に無事故で楽しむための総合情報サイト「ウォーターセーフティーガイド」
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