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出水麓が面白くなってきた。

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鹿児島県 出水市

令和2年に見直した市の都市計画。
麓地区内の建物の規制を緩和し、店舗・宿泊施設が立地できるようになった。
『出水麓武家屋敷群が持つ魅力を活かす』
観光地として新たな一歩を踏み出した出水麓が、なんだか面白くなってきた。

■志賀邸蔵美術館[志賀節子記念館・志学荘]
場所:麓町11-55
開館:7月23日~8月1日[不定期開館]
時間:11:00~17:30[23日のみ13:00~]
入館:無料
【電話】090-1073-3759

築136年の蔵が、改修計画から8年後の本年5月、“美術館”として新たな歴史を歩み始めた。「母屋に眠る母の絵に光を当てたかった。」そう語るのは蔵の所有者である若井和子さん。母志賀節子さんが晩年描いた絵画や芸術の持つ魅力を伝える場を創りたいという想いを、曽祖父から代々受け継いできた蔵を守り、活用することで実現した。

■restaurant KAIEDA
場所:麓町1291
時間:11:30~14:30[LO]
18:30~21:30[LO]
定休日:水曜日
【電話】0996-68-1338

“出水市の活性化のために武家屋敷の持つ魅力をさらに引き出したい”。活用方法を模索する中、規制緩和が追い風となった。「武家屋敷の活用方法が一気に広がりました。“まずは自分たちが”という気持ちで突き進みました。」と過去を振り返る宮後さん。出水への想いを燃やし続け、KAIEDAの運営会社、株式会社TSUMIKIを仲間と設立。食を通じて『出水』を発信する拠点が動き始めた。

■鶴姫[お食事・甘味]
場所:麓町1308
時間:11:00~16:00[15:00LO・不定休]
【電話】090-8525-6558

「出水を“食”で元気にしたい。自分の夢とまちへ貢献したいという想いが叶いました。」小さい頃から胸に秘めていた『自分のお店を持ちたい』という夢を武家屋敷で叶えた岩下さん。自家製野菜、出水産の食材にこだわり、月替わりでメニューを考案。母と叔母の3人で、ふらっと我が家に帰ってきたような懐かしい空間と料理を提供している。

■武家屋敷ホテル
▽‐RITA 出水麓‐土持邸
薩摩武士の半農半士の暮らしが伺える、築約120年の武家屋敷。
敷地内の母屋を宿泊施設に改修。
納屋はレストランへ生まれ変わった。
レストランは本年7月開業予定。

▽‐RITA 出水麓‐加藤邸
庭園を望む縁側や、昔ながらの五右衛門風呂が残る築約100 年の武家屋敷。

古民家再生を中心に地域活性化事業を推進する株式会社いづるが、昨年の宮路邸に続く武家屋敷ホテル2棟を本年6月に開業。空き家となっていた計3棟が、宿泊施設に再生されたことで、出水麓地区内に滞在拠点が生まれ、観光客の滞在時間の延長や地域への利益還元が見込まれる。
「日本の風景は、地域で多様性がありながら唯一無二です。“その土地にしかない風景を残せる仕事がしたい”という夢を出水で叶えることができて嬉しいです。」笑顔で話す小野さんたちの取り組みは出水の持続的な発展を支える。

■心落ち着く和の空間 日本庭園
伝統ある出水麓地区の雰囲気に調和する庭園を三原邸横に造成。地域住民の憩いの場や観光施設として利用できる注目の新スポット。
場所:三原邸西側
入園:無料-本年夏完成予定-

■受け継がれる景観を守るために
出水麓地区[伝統的建造物群保存地区]内で次の行為を行う場合は、事前申請が必要です。
・建築物等の新築・増改築・解体・外観の変更を伴う修繕
・看板設置 ・木竹伐採 ・宅地造成など

該当する工事などを検討されている方は、文化スポーツ課[【電話】63-2108]へご相談ください。

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