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【特集】#垂水市は、好きですか? たるみず宣伝部(2)

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鹿児島県 垂水市

【topics3】#いこまち宣伝部に聞く
◆宣伝部員と担当職員に突撃インタビュー
○「自分のまちが大好きになる」
中村京子(きょうこ)さん
いこまち宣伝部の6期生。20代の頃から写真を撮るのが好き。いこまち宣伝部卒業後も、時々カメラマンとして活躍中。

▽いこまち宣伝部に入った理由
私は生駒市の出身ではなく、子ども時代は引っ越しが多く、一つの場所に長く留まらない生き方をしてきました。いろいろな土地を渡り歩いてきた中で、そのまちに受け入れられたと感じるのは、人と良い関係で繋がれた瞬間です。
生駒市に定住を始めた頃は、何もまちのことを知りませんでした。そんなとき、いこまち宣伝部の活動を知って、「まちのいろいろな人に会いに行きたい」と思い応募しました。

▽宣伝部の活動を通して、嬉しかったこと
同期との繋がりです。取材は、それまでに経験のない出来事に出会うので、それを共有できる同期は苦楽を共にする部活仲間みたいな感じで、濃い繋がりができました。同期だけでなく、1期生から8期生の縦のつながりも生まれ、とても良かったです。

▽宣伝部に入ってからの、自分自身の変化
いろいろな場所に写真を撮りに行けるようになりました。宣伝部を始めた頃は、相手にアポ取りをするにも勇気が必要で、いこまち宣伝部という名札に頼りながら活動していました。それが、任期の1年間のうちに、どこに行っても、どんな人とも楽しく話せるようになりました。

▽今後の目標
これからは、まちの伝統行事や、それに関わっている人などをSNSで発信する活動をしていきたいと思っていて、いこまち宣伝部OBの友人達とチームを作れたらいいなと思っています。
全国を転々とする中で、高齢化により、各地でまちの特色でもある伝統行事が失われていると感じてきました。ベッドダウンである生駒市も例外ではありません。そのため、若い人が伝統行事を知り、関わっていけるような仕組みを、取材を通して作っていきたいと思っています。

▽垂水市民へ一言
宣伝部は、気軽に参加できる地域活動です。私は「大人の体験学習」とよく言うのですが、ピクニックみたいな気分で楽しく活動して、気が付いたら、まちにいっぱい好きな人や場所ができています。
自分の世界が広がって、暮らしがどんどん楽しくなるのが、おすすめなポイントです。ぜひ一緒に頑張りましょう!

○「まちの魅力を発信しながら、暮らしが楽しくなる活動」
村田充弘(みつひろ)さん
生駒市広報広聴課の職員。いこまち宣伝部の立ち上げメンバーの一人で、現在は8・9期生を担当する。以前は広報誌を制作していた。
・生駒市公式HP 市民PRチーム「いこまち宣伝部」紹介ページへ(QRコードは本紙をご覧ください)

▽いこまち宣伝部を創設したきっかけ
いこまち宣伝部を企画したのは平成26年でした。自治体のフェイスブック開設が相次いでいた時期で、生駒市でもフェイスブックによる情報発信を行うことが決まっていましたが、「市政情報ばかりでは見てもらえないだろう」と心配していました。
一方で、市民への取材や広報紙の読者アンケートから「お店や教室などの地域情報」が求められていることが分かりました。また、当時は子育て施策や都心へのアクセスの良さを市外に向けてPRしていましたが、「それは生駒だけの魅力ではなく他のまちでもいえること」と不動産事業者から指摘され、行政施策を核にした発信に限界を感じていました。
こうした背景から、当時の広報広聴課のメンバーで話し合い、市民の皆さんにまちの魅力を発掘・発見してもらって発信する「いこまち宣伝部」を立ち上げました。

▽いこまち宣伝部の活動と変化と今後の目標
部員の皆さんには、毎月1本の記事を書いてもらっています。取材先の選定、アポ取り、取材、撮影、文章作成を自ら行い、市職員が公開前にチェックします。取材という名目で気になっていたお店のこだわりや店主の人生を深く聞けたり、取材先で気の合う仲間ができそこで働くようになったり。宣伝部という肩書を通じて、まちで友人や居場所がたくさんでき「生駒で暮らしていてよかった」と感じる方はたくさんいます。
まちにも変化が起きています。宣伝部を立ち上げた時、市の調査で「生駒の魅力がわからない」と回答した人は約15%でしたが、5%まで減少しました。生駒市への居住を知人に薦める「推奨意欲」は50%から14ポイント上昇しています。
宣伝部の皆さんには、まちで「何か始めてみたい・つながりたい」と思う人に、人や場所をつなげる「まちのコーディネーター」のような存在になってほしいです。部員の皆さんのように、まちへ主体的に関わる人が増えれば、このまちで幸せに暮らす人が増えていくと思います。

▽垂水市民へ一言
いこまち宣伝部の応募動機をみると「一眼レフで写真を撮りたい」「生駒市SNSの投稿が楽しいから」といった理由が多く、最初から「まちが好き」「まちのことを発信したい」と思う人は意外と少ないんです。宣伝部を始めると、取材や記事作成で時間の制約も増えますが「1年間」という活動期限が決まっているので、仕事や育児などで忙しい方もチャレンジしやすいかもしれません。困ったときは同期で励まし合ったり、垂水市職員の皆さんがサポートしてくれたりすると思いますので、ぜひまちを楽しむきっかけにしてください。

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