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自治体の皆さまへ

GIGAスクール通信vol.17

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鹿児島県 垂水市

令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組を紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。

■垂水中央中学校が研究・実践を公開!
垂水中央中学校は、鹿児島県教育委員会「学校における教育の情報化」の研究指定を受け、令和4年度から研究・実践に取り組んできました。7月7日(金)には、県下の小・中・高等学校の先生方や教育関係者約100人が参加しての研究公開が行われました。
垂水中央中学校では、授業や業務において様々なクラウドアプリを活用しています。研究発表では、授業を中心とし、業務改善や生徒会活動などの具体的な活用事例を紹介しました。公開授業では、主に意見や考えを交流・共有したり、振り返ったりする場面で、ICT機器を活用していました。
参加された先生方からは、「ICT機器を活用することで、生徒全員の意見が出され、交流も活発で主体的な学習ができていました。また、学習のまとめにも効果的に活用されていました」や「リアルタイムで生徒の意見が見られ、教師は、採用されなかった意見も埋もれることなく確認できるよさがあると思います」などの意見がありました。
垂水中央中学校は、垂水小学校とともに文部科学省の「リーディングDXスクール事業」の指定校として、今後も、GIGAスクールの効果的な取り組みを広げていくことが期待されています。

■反転学習で「主体的な学びにつなげるGIGAスクール」の活性化を
水之上小学校では、今年度から『主体的な学びにつながる算数科の学習指導の在り方』を研究テーマに掲げ、反転学習を取り入れた授業を試験的に実施しています。反転学習は、授業の内容を予習して授業に臨むので、授業が疑問点の解決の場になり理解がより深まるというメリットがあります。4年生算数「図形」の学習を例に挙げます。

(1)家庭で四角形(台形や平行四辺形)の性質を調べて仲間分けをする。その際、タブレット端末を使って図形をうまく貼り付けたり、分かりやすく分類したりしておくなど、子供たちのタブレット端末の活用の仕方に工夫改善が見られる等の効果も出てきている。

(2)授業では、図形の性質を確認しながら、仲間分けした理由を説明し合うなど、課題解決から始めるので、効率的に授業が進められ「考える・話し合う」場や時間を十分確保でき、問題解決能力を育むことができる。

子供たちからは、「予習をしたら、算数や他の授業も楽になって計画的に進められた」といった感想がありました。反転学習などの研修を深め、子供たちがタブレット端末を活用しながら、主体的に学習を進めている様子を授業参観や学校便り、ホームページ等で保護者や地域の皆様方に発信していきたいと思います。

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