令和5年度施政方針〔3〕

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農道及び水路整備につきましては、農業基盤整備促進事業南部地区において、農道430m、北部地区では道路100m、排水路90mの整備、浅間・平土野地区においては測量設計一式を進めてまいります。
また、かごしまの農業未来創造支援整備事業(松原白配田地区)においては暗渠排水溝24mの整備を行ってまいります。

南部ダム畑かん施設は、経年劣化により機能低下が生じていることから、ストックマネジメント事業を進めております。また、ほ場内の末端施設につきましては、散水に支障をきたしていることから、令和4年度に更新事業として事業計画書を策定し、新年度は土地改良法に基づく事業申請の為の同意徴収を実施し、令和6年度の事業採択に向けて取り組んでまいります。

多面的機能支払交付金事業につきましては、新年度も、農地・農道・水路・沈砂池等の維持管理活動や施設の長寿命化活動を実施してまいります。

地籍調査事業につきましては、34.74%の進捗率となっております。新年度は、与名間の新規・継続合わせて81haを進めてまいります。

(2)新たな事業創出と観光産業の振興

平土野港多機能港湾新設に向けた取り組みにつきましては、1月9日に国会議員の先生や国土交通省港湾局長にご視察いただき要望を行いました。また、1月12日の県知事訪問時においても、平土野港の重要性と多機能港湾化について説明・要望を行ったところであります。先般、2月4日には3年半ぶりにクルーズ船・にっぽん丸が寄港いたしました。平土野港の現状や課題、ニーズを多面的に整理しつつ、平土野港多機能港湾新設期成同盟会の皆様や町議会議員の皆様と連携し、国・県への要望活動を町民運動として積極的に取り組んでまいります。

平土野地域の活性化につきましては、地権者のご協力のもと、商店街の中の駐車場舗装整備が完了いたしました。また、商工会青年部を中心とした「わっきゃが市場」の開催や平土野アートプロジェクトの推進など、にぎわいづくりに向けた様々な動きが見られるようになってきております。新年度は、平土野アートまち歩き事業補助を実施し「アートタウン平土野」を目指した取り組みを支援してまいります。

商工業につきましては、コロナ禍で経済的に打撃を受けた町内商工業者の支援及び町民の生活支援を目的に、天城町商工業応援商品券の発行や、エネルギー及び食品価格等の物価高騰の影響を受けた全町民を対象にクーポン券発行事業を実施してまいりました。
起業支援につきましては、令和4年度は1件の平土野地区起業家支援事業補助、3件のUIターン起業家支援補助を実施いたしました。今後も新たな事業創出を支援してまいります。
また、町単独事業として、平成21年度から継続して行っている地元消費拡大対策としてプレミアム商品券補助事業費300万円を引き続き行い、町内における消費購買の拡大を図ります。

観光業につきましては、世界自然遺産に登録され観光客の増加が見込まれるため、観光地連携整備事業で大和城バリアフリー型バンガローを整備いたしました。町民の皆様にも、自然体験や憩いの場として活用していただきたいと思います。今後も、環境に配慮した整備を心がけるとともに、人と自然が共生する癒しの観光地づくりを継続して進めてまいります。
横浜・八景島シーパラダイス水族館では、天城町ブースが開設されており、広くPRを行っております。引き続き、水族館と連携し、徳之島の海や本町の魅力を発信してまいります。また、新年度は3町で徳之島の観光動画を作成し、徳之島・天城町をPRしてまいります。
・天城町をPRしてまいります。令和元年から引き続き、徳之島と大阪(伊丹)を往復する臨時便が年末年始及び夏休み期間に運航しております。今後も、国・県・航空会社等への定期的な直行便就航の要請活動を継続して行ってまいります。また、クルーズ船誘致につきましては、世界自然遺産登録地であることを最大限に活用し、国際クルーズ船の誘致活動にも積極的に取り組み、徳之島・天城町の魅力を世界に発信してまいります。

あまぎ自然と伝統文化体験館整備事業につきましては、引き続き奄美群島成長戦略推進交付金事業を活用し、年次的に整備を行ってまいります。隣接した総合運動公園や山猪工房、天城町水産業振興拠点施設とも連携し、伝統文化体験・スポーツのほか様々な場面で人と人をつなぐ機能を持たせ、異なる価値観が出会う施設を目指してまいります。

トライアスロンIN徳之島大会につきましては、コロナ禍のなかではございましたが、昨年は3年ぶりに開催することができました。毎回、参加者からも好評を得ており、全国的にも人気のある大会として定着しております。6月25日に開催されます第36回大会につきましても万全な大会運営に努め、名実ともに「スポーツ愛ランド徳之島」を広く島外に発信し、地域活性化へ繋げてまいります。

「燃ゆる感動かごしま国体トライアスロン競技」につきましては、松原漁港を主会場として10月8日に開催されます。再度、万全な体制を構築し、鹿児島県、競技団体並びに関係機関と連携を図りながら、国体に向けての気運醸成や各種整備等の準備を進めてまいります。また、コース沿線において「ユイの里天城花いっぱいフラワーロード運動」を展開するなど、町民一丸となって大会の成功に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますのでご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

スポーツ合宿誘致につきましては、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたこともあり、令和4年度の受入れ人数は過去最多となりました。スポーツ合宿誘致は、経済波及効果も大きく、スポーツチームとの繋がりをさらに密にし、継続的な誘致活動を展開することで、本町の地域活性化及び交流人口の拡大に繋げたいと考えております。