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令和5年度施政方針〔5〕

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鹿児島県天城町

高齢者福祉につきましては、令和4年度から実施しております「高齢者ハンドル形電動車いす購入費助成」を継続して実施するとともに「敬老祝金支給」や「緊急通報装置の設置・推進」など高齢者に寄り添った事業を展開するほか、老人クラブへの助成を引き続き行い、地域づくりや自主的な活動を支援してまいります。

介護保険事業につきましては、自立支援・介護予防・重度化防止に取り組むとともに、介護給付適正化事業に取り組み、介護保険制度の安定と持続可能な運営を推進してまいります。

地域支援事業につきましては、高齢者が安心して自分の家で暮らし続けることの出来る社会の構築を目指してまいります。そのために、高齢者の状況を把握し、医療・介護・予防・住まい・地域の見守りや生活支援等の充実を図り、高齢者一人ひとりの生活を支える仕組みづくり、地域包括ケアシステムの構築と充実を図ってまいります。

また、児童福祉法の改正により市町村は、児童福祉と母子保健の一体的な支援体制を有する機関「子ども家庭センター」の設置に努めることが義務づけられました。令和6年4月の設置に向け準備を進めてまいります。

(2)将来の天城町を託せる人材の教育

教育文化の町づくりにつきましては、「ユイの心をもち、世界雄飛と島担う人づくり」を基本目標として、将来の天城町を託せる人材育成を引き続き推進してまいります。

学校教育につきましては、人権尊重並びにSDGsの理念を念頭に置いた教育活動を展開してまいります。また、ICT機器の積極的な活用を推進し、子どもたちの力を最大限に引き出すGIGAスクール構想の実現に向けて、タブレット端末の効果的な活用をさらに進めてまいります。

教職員の働き方改革の推進につきましては、学習評価等に校務支援システムを活用するとともに、国が進めている「休日の部活動の段階的な地域移行」を推進してまいります。

学力向上に向けた教職員の資質向上、充実した教育活動の推進につきましては、「天城町教育推進プラン」に基づき、教職員も子どもも共に成長できるように努めてまいります。

生徒指導につきましては、心の教育相談員やスクールソーシャルワーカーの配置を継続するとともに、引き続き、臨床心理士によるスクールカウンセリングを定期的に行い、児童生徒や家庭に寄り添った支援を行ってまいります。特別支援教育につきましては、相談体制のさらなる充実に努めるとともに、BandG海洋センターでの海洋性レクリエーション活動を行うなど、引き続き学校間の交流を深めてまいります。

「われんきゃグローバルプロジェクト」につきましては、児童・生徒の基礎学力の定着及び学習意欲の向上に資するため、英検・漢検など各種検定を実施するとともに、保護者の経済的負担の軽減を図るため、これに要する経費について学力向上検定補助事業を継続して実施いたします。また、新型コロナウイルス感染症の影響により中止しております中学生を対象とした海外派遣事業につきましては、先行きが見通せないため、オンラインによる交流活動を中心とした内容といたします。一日も早く海外派遣が再開できることを念じております。

英語教育につきましては、令和4年度から3年間を英語教育強化期間として「天城町英語教育推進プラン」に基づいた取り組みを展開しております。新年度も、ALTや外国語活動指導講師の幼稚園・保育所への派遣、オンライン学習教材の活用やサマーキャンプの実施など、子ども達が今まで以上に生の英語に触れる機会を設けてまいります。

郷土教育につきましては、引き続き世界自然遺産学習「あまぎ学」を通じて、自然や文化・伝統に関心を持ち、ふるさと天城に誇りをもつ児童生徒の育成と自然環境等の世界的な“価値”に関する学びを行います。また、健康で心豊かな子どもの育成の推進につきましては、「森と海の藝術楽校」の体験活動や芸術とのふれあい教室を実施してまいります。さらに、山海留学制度の継続的な実施により、学校や地域の活性化に繋げてまいります。

学校給食につきましては、地場産品を積極的に活用し、地域の自然や文化、農業に関する理解を深めると共に、生産者の努力や食に対する感謝の気持ちを育んでまいります。給食センターにつきましては、新年度中に建設予定地の確保や実施設計を行い、建設に向けた準備を進めてまいります。

高等学校、短期大学、専門学校、大学等への進学希望者を対象に、「天城町育英奨学資金」や「夢と希望の上原勇一郎奨学資金」を継続して貸与してまいります。

学校施設につきましては、天城町学校施設長寿命化計画及びAMAGI・VISIONに基づき校舎・体育館・教員住宅の計画的な補修・建て替えを進めてまいります。

若い世代の発想力や行動力を活かし、活力あふれる地域社会の創出に努めるべく、令和3年度に樟南第二高等学校との包括連携協定を締結しております。これまでに、生徒の皆さんによるごみ回収ボックスや絵本の製作、平土野商店街の町歩きと活性化に向けた検討や具体的提案などに取り組んでいただきました。引き続き、これらの取り組みを継続するとともに、新年度は新たに高校生版エコツーリズム講座を実施し、若い世代の皆さんに世界自然遺産の島の魅力を感じ、島内外に発信していく機会をつくってまいります。また、島外からの樟南第二高等学校への進学ニーズに応え、本町で実り豊かな青春を過ごしていただくために、女子寮の建設を行ってまいります。

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