令和5年は、奄美群島が日本に復帰して70年の節目の年です。
今回は、戦後の日本復帰運動の支えとなった「復帰の歌」をご紹介します。
※歌詞は本紙7面をご覧ください。
※「復帰の歌」は資料によって歌詞が異なります。今回は、「奄美群島日本復帰五十周年記念誌」を基に掲載しています。
「復帰の歌」は、1952年10月、二島分離問題の報道以降、当時、日本復帰のデモに加わっていた佐伯植美教論(沖高、国語担当)が作詞しました。歌詞ができた当初は、当時流行していた「異国の丘」の曲に合わせて歌っていましたが、沖高生たちの要望で柴喜与博教授(音楽担当)が作曲し、現在の形になりました。日本復帰運動は歌と共に島中に広がり、それぞれの集落で「ちょうちん行列」が展開され、知名・和泊・与論の3町村が陳情のため上京するまでに至りました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>