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自治体の皆さまへ

シリーズ高血圧(2)

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鹿児島県 薩摩川内市

■高血圧と生活習慣
〜市民の方の取り組みを聞いてみました〜
本市では脳卒中や、心臓病の一つである心筋梗塞で亡くなる人が全国・県と比較して多い現状です。これらの主な原因の一つが「高血圧」です。
今回は、高血圧と生活習慣についてお伝えしていきます。

血圧は、食事・運動・睡眠・アルコールの量など、生活習慣が大きく関係しています。
「血圧を正常に保つには、まずは生活習慣の改善から」といわれますが、生活を変えることは簡単ではありません。しかし、ちょっとした工夫をするだけでも、それを継続することで効果が得られます。
今回、生活習慣の改善に取り組んでいるお二人にお話しをお聞きしました。

◆60代男性 Kさん 内服治療中
○生活習慣を変えようと思ったきっかけは?
勤めていた時の健康診断結果は、中性脂肪・コレステロールが基準値を超えていて、血圧も上は150mmHg(ミリメートルエイチジー)を超えていました。症状は何もありませんでした。定年し、このままだと体に良くないと思い、病院で市の健康教室を勧められて参加しました。保健センターで自分の生活習慣や食事内容を振り返ってみて、これならできると思うものから始めてみました。

○どんなことを始めましたか?
朝食のパンを、ご飯と味噌汁にすることから始めました。朝作るのは大変なので、前日の夕食の残りを温めて食べます。また、白ご飯の適量を量ってみることで、自分の茶碗ではこれくらいでいいと分かりました。あとは、お酒を飲む前に野菜を食べるように変えたら、自然とお酒の量も減りました。

○やってみてよかったことは?
毎日の薬を一つでも減らすことができてうれしかったです。また貧血や、それまで悩んでいた便秘が改善しました。これからも続けていきたいです。

◆60代男性 Hさん 治療なし
○生活習慣を変えようと思ったきっかけは?
若い頃から、暴飲暴食といわれていました。血圧、血糖値共に高かったです。ある日、糖尿病の受診をきっかけに、今の生活のままだと良くないと助言を受け、生活習慣の改善に取り組み始めました。

○普段どんなことに気を付けていますか?
食事面で食べる順番を意識しました。野菜、たんぱく質、炭水化物の順番に摂取し、ゆっくり時間をかけて食べるようにしています。普段の食事の適量を知ることで、以前はたくさんの量を食べてしまっていたことに気付くことができました。そして、毎日体重測定をすることで日々の体重変化が分かるようになりました。1日置きの軽い運動や、しっかり睡眠をとること、家族との会話、食事やゆっくりすることなどの日常のささいなことに楽しみを見つけ、ストレスをためないようにしています。

○続けてみての効果ややってよかったと思うことはありますか?
生活を変えることで、体重が減り、血糖値が下がり、血圧も正常に戻りました。若い頃より体が軽くて気持ちも安定しました。家族のためにもこれからも元気に働き続けていきたいという目標を持っています。

今回、お二人の取り組みを紹介しました。食事や運動の方法には個人差があり体質や体調、治療状況などによりさまざまな取り組み方法があります。
市民健康課では、食事や運動、健康について個別で相談を行っております。「何から始めたらいいの?」、「自分の血圧はどうなっている?」など気軽にご相談ください。また市のホームページには、健康に関する情報を載せています。ぜひご覧ください。

問合先:市民健康課健康増進第1G(すこやかふれあいプラザ内)
【電話】22-8811

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