文字サイズ
自治体の皆さまへ

シリーズ高血圧(3)

9/26

鹿児島県 薩摩川内市

■8月31日は野菜の日 ‒高血圧と野菜の関係‒
本市では脳卒中や、心臓病の一つである心筋梗塞で亡くなる人が全国・県と比較して多い現状です。これらの主な原因の一つが「高血圧」です。
今回は、高血圧と野菜の関係についてお伝えしていきます。

国民健康・栄養調査(厚生労働省)のデータによると、ミネラル・ビタミン・食物繊維などの必要な栄養素を確保するために、1日350g以上の野菜の摂取量が必要とされています。
本市でも子どもから高齢者まで市民一人一人が健やかで、心豊かに暮らせることを目指して「350ベジライフ」の取り組みを推進しています。
ここで、昨年度市民を対象に実施したアンケート結果から本市の現状を紹介します。

◆野菜を食べる頻度

「毎日食べる」という人が7割でしたが、約3割の人が野菜を毎日食べる習慣がないという結果でした。

◆野菜の摂取量

1日5皿以上(350g以上)食べている人は、1割にも満たないことが分かりました。毎日野菜を食べている人は多いけれど、摂取量は350gに満たない状況にあるということです。

今回紹介した「野菜摂取についてのアンケート」の詳細については、市ホームページでご覧ください。

◆野菜をたくさん食べることの効果
野菜は、生活習慣病との関係も深く、特に脳卒中や心筋梗塞の主な原因である「高血圧」の予防や、最近増えてきている「糖尿病」の予防に重要な栄養素が豊富に含まれており、さまざまな効果が期待されています。

◆野菜を食べることで期待される効果
(1)傷んだ細胞の修復を促す。
(2)便の量を増やし、排便を促す。
(3)糖やコレステロールの吸収を抑える。
(4)ナトリウム(塩分)の排泄を促す。

○緑黄色野菜
主な成分:ビタミンA(カロテンなど)、ビタミンC、葉酸、ミネラル(カリウム、鉄分など)
代表的な野菜:コマツナ、ホウレンソウ、ニンジン、トマト、ピーマン、オクラ、モロヘイヤ、ニラ、ブロッコリー など

○淡色野菜
主な成分:ビタミンC(カリウム、カルシウム、鉄分など)、食物繊維 など
代表的な野菜:ナス、キュウリ、タマネギ、モヤシ、ゴボウ、キャベツ、ダイコン、ハクサイ など

血圧の高い状態が続くと、血管にダメージが加わり、血管がもろくなる恐れがありますが、日常的に野菜を取ることで、改善が期待できます。
今年は8月31日の「野菜の日」を含む、8月28日から9月3日の1週間を「野菜週間」と設定しました。いつもより多めに野菜を食べてみましょう。まずはいつもの食事に野菜を一皿プラスすることから始めましょう。
市民健康課では、食事や健康などについて個別で相談を行っております。気軽にご相談ください。詳しくは、市ホームページをご確認ください。

問合先:市民健康課健康増進第1G(すこやかふれあいプラザ内)
【電話】22-8811

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU