深ボリ! 企業のチカラ

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【第56回　株式会社バイテックファーム薩摩川内】
今回は、株式会社バイテックファーム薩摩川内を「深ボリ!」。取締役工場長清水弘之(しみずひろゆき)さんにお話を伺いました。

◆事業の概要
当社は、完全閉鎖型植物工場で、天候に左右されず毎日安定してレタスを栽培し、出荷する工場として平成29年11月に開業しました。衛生的な工場で、種まきから収穫、パック詰めまで一貫生産した、完全無農薬で安全安心なレタスです。薩摩川内市の他、秋田県、石川県を含めた4工場で事業を展開しています。

▽本社で栽培・出荷しているレタス
フリルレタス：葉先がフリルのようにギザギザしていて、適度な厚みがある
グリーンリーフ：葉先がひらひらと全体にカールしている
サンチュ：葉が柔らかく、焼肉の定番

▽工場ライン～種まきから出荷まで～
(1)播種(はしゅ)
(2)移植
(3)定植
(4)収穫
(5)トリミング
(6)パッキング

◆安定的な供給と品質管理栽培
環境が最適に保たれており、衛生管理の行き届いた工場内では、農薬も一切使用しないため、細菌数も少なく、安全安心、栄養たっぷりで高品質なレタスを1年通して安定的に供給することができます。また、厳しい品質基準をクリアしたレタスなので、消費期限も長く設定することができます。
このような品質を保つために、社員が入退出時にエアシャワールームを通って、異物混入や病害虫被害からのリスクを抑えたり、レタスの種類に合わせて最適な温度、水、光を与えたりするなど、工夫しています。

◆今後の抱負
今年の3月に薩摩川内市合同企業説明会に参加しました。今後もそのようなイベントなどに参加し、地元の雇用促進に貢献したいと考えています。
また、これからも高品質のレタスを生産し、本市をはじめ、鹿児島県、九州全体へ出荷先をさらに広げていきたいと考えています。

◆社員からのメッセージ
入社3年目　曽木紀子(そぎのりこ)さん
近年の異常気象の中、安定して質の高いレタスが生産できる工場が果たす役割は大きいと考えています。皆さまの日々の食事に野菜が増え、健康な食生活を送る支えになれたら嬉しいです。緑に癒やされながら、社員一人一人が担当する場所に信念を持ち、一丸となっておいしいレタスを作り上げています。

-Information-
株式会社バイテックファーム薩摩川内
代表者：代表取締役　藤井学(ふじいまなぶ)
所在地：入来町副田5950-1
従業員数：33人
連絡先：【電話】21-4620