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自治体の皆さまへ

広報誌をもっと身近に

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鹿児島県霧島市

「広報きりしま」は今月号で400号を迎えました。広報誌をもっと身近に感じていただけるよう、今回は広報きりしまを紹介します。

平成17年11月7日に国分市、溝辺町、横川町、牧園町、霧島町、隼人町、福山町の1市6町が合併し、霧島市が誕生。広報きりしま創刊号が発行されたのは、そのすぐ後のことでした。翌年1月からは2色刷りのお知らせ版が加わり、現在と同じ月2回発行に。当時はお知らせ記事やまちの話題が主であり、広報誌への反響はわずかなものでした。

■劇的リニューアル
手に取ってもらえる、読んでもらえる広報誌を目指し、誌面を大幅リニューアルしたのが平成18年5月号。先進自治体に学び、特集記事や人の風景、郷土史への扉など、現在も続くコーナーが登場します。文字数や文字の配置など読みやすさを研究したほか、読者のお便りコーナーを設け、寄せられた厳しい意見も公開するなど、読者目線の誌面を追求。200号を記念した平成26年12月号の特集では「広報きりしまは必要か?」をテーマに、広報誌の在り方や役割、存在意義にまで迫りました。
平成19年以降、広報きりしまは日常生活の中に潜む課題への問題提起、市民の活躍などを紹介する記事が評価され、日本広報協会主催の全国広報コンクールで受賞を重ねてきました。令和元年7月号の300号を記念した特集では、同コンクールでの13年連続入賞達成を併せて報告。連続入賞回数は現在も日本一です。
高い評価を得られているのは、多くの市民が活躍する姿があり、登場いただいているからこそ。人や地域のさまざまな活動・活躍がなくては物語は生まれず、まさに市民の皆さんが勝ち取った賞なのです。

■地域の情報発信の要として
広報きりしまは1月と4月を除き月2回の発行ですが、平成24年2月8日に初の号外を発行しました。同年1月26日、189年ぶりに大噴火した新燃岳の状況や被害、身近でできる対策などについて、例月発行の広報誌と同時に配布。速報性を求められる情報の発信はSNSの活用が一般的ですが、SNSを利用しない人への情報発信や、より身近で詳細な情報を届けるという側面で、広報きりしまは大きな役割を担っています。
行政情報などの発信にとどまらず、今となってはおなじみの読者クーポンと絵はがきが登場したのは、リニューアルからしばらくたった平成25年5月号。当時、自治体が発行する広報誌にクーポン券や絵はがきが付いているのは珍しく、市民だけでなく全国の自治体からも反響がありました。住民がまちを楽しみ、良さを広められるだけでなく、住んでいる地域に誇りを持ってもらえるようにと始まった企画の一つです。
平成29年6月号からはミライ、ワク・ワーク、令和3年3月号からは給食通信、令和5年12月号からは二つの連載コーナーが始動。連載が終了したものも含め、これまで数々のコーナーが登場しました。各コーナーを通して、このまちをもっと好きになってもらえたら幸いです。
SNSなどが普及し、情報を入手・発信するのが容易になった今の時代。まちの魅力に気付いたら、誰かと共有したくなる人も多いのではないでしょうか。そんな何気ない会話やSNSへの投稿、1通のお便りを、今後もよろしくお願いします。
「今求められる情報は」「この活動がもっと広まってほしい」「頑張っている人を応援したい」そんな思いを乗せて、これからも地域の身近な情報をお届けします。

▼広報きりしまのあゆみ
・平成17年…創刊号発行
・平成18年…誌面を大幅リニューアル
・平成24年…号外発行
・平成25年…クーポンと絵はがきが登場
・平成26年…200号発行
・令和元年…300号発行
・令和6年…400号発行

■広報きりしまの全国広報コンクール入賞作品
・平成19年9月号5P(組み写真・総務大臣賞)
・平成22年7月号2-3P(組み写真・総務大臣賞)
・その他受賞(本紙PDF版5ページ参照)

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