市教育委員会は、市文化財保護審議会の答申を受け、令和5年11月28日に、次の2つの物件を新たに有形文化財に指定しました。市民の宝として大切に保護、活用していきましょう。
(1)木造聖観音菩薩立像(もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう)
甲東地区野田尻の西光寺が所蔵する一木造の仏像です。同じ野田尻にあった長福寺の本尊でした。天衣(てんね)をまとい、腰をわずかにひねった優美な姿です。平安時代半ば(11世紀)頃の聖観音像で、現存する市内最古の仏像として貴重です。拝観できます。
(2)鶴川宿(つるがわじゅく)の高札(こうさつ)
大鶴地区鶴川の個人が所蔵する高札4枚。江戸時代の文政から文久年間(1828~1862)に道中奉行が作った鶴川宿の掲示板で、旅人の荷物などを隣宿まで運ぶ際の料金が木板に墨書されています。甲州道中の遺品として学術的価値が高いものです。通常非公開です。
問い合わせ:社会教育課社会教育担当
【電話】62-3409
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