11月18日、越前市出身の元日本代表ロード選手中島康晴さんをゲストに迎えたイベント『なかじろうとそばの会』が、えい坊館で開催されました。自転車を活用した観光やSDGs、地域活性化をテーマに永平寺町観光物産協会が企画したもので、自転車が趣味だという河合町長をはじめ、町内外から自転車愛好家10人が参加。天気が良ければ大本山永平寺までサイクリングを予定していましたが、この日はあいにくの雨のため、県内のサイクリングコースやおすすめスポットなどについての座談会が行われました。
中島さんは「全国的にも自転車を活用した観光〝サイクルツーリズム〞が注目されており、福井県でも嶺南を中心としたサイクリングコース〝ワカサイクル〞や山や川、海を生かした自然豊かなコースが多く存在する。永平寺町は嶺北の中心にあり、サイクルツーリズムの拠点としては重要な場所」と話していました。また、鉄道ファンとしても知られる中島さんは「これからはサイクルトレインがキーとなる。えちぜん鉄道は早くからサイクルトレインを取り入れているので、いろいろな可能性がある」と説明していました。
また、一行は、自転車のまちをPRしようと、えちぜん鉄道松岡駅でえい坊くんと一緒に恐竜列車をホームで迎えたほか、松岡藩ゆかりの天龍寺を見学し、坐禅体験も行いました。
えい坊館に戻った一行は、永平寺町の老舗醤油醸造店・浜田醤油の浜田店主に教わりながらそば打ちを体験。笑顔でそば打ちを楽しみ、手打ちならではのそばの味を堪能しました。
こうして、わきあいあいと楽しんだ参加者は「次回はみんなで永平寺町内をゆっくりサイクリングしたい」と話していました。
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