健康 健康ひろば すこやか

■喫煙のリスクを知って、禁煙しましょう!
喫煙は、がんや心臓病、脳卒中、慢性呼吸器疾患、喘息、歯周病などへのリスクを高めます。
喫煙者だけでなく、周囲の方も受動喫煙により、同様のリスクにさらされてしまいます。
市では、妊婦さんの喫煙率が8.1%で全国平均の5.0%よりも高く、男女ともに働き世代で喫煙者が多い傾向があります。

◇妊婦さんと赤ちゃんのために禁煙・分煙を
女性の喫煙・受動喫煙は、早産や低出生体重児の出産が増加したり、胎児発育不全や流産、乳幼児突然死症候群の危険性を高めます。
生まれてくる赤ちゃんのために、妊婦本人はもちろん、周囲の方の禁煙も必要です。

◇受動喫煙がお子さんに与える深刻な影響
お子さんの体・脳・肺の成長阻害や喘息、中耳炎、治りづらいせき、将来のがんや心臓病の発症など、さまざまな病気が引き起こされるほか、お子さんが喫煙者になる可能性も高まります。

◇禁煙をするメリット
禁煙は、性別・年齢・病気の有無を問わず、全ての方にさまざまなメリットがあります。
·心臓発作のリスクの低下
·せきやたんなどの呼吸器症状の改善
·かぜやインフルエンザにかかりにくくなる
·歯の黄ばみや歯茎の黒ずみ、口臭や体臭の改善
·家計への負担が減る
など

◇禁煙の方法
(1)期日を決めて一気に禁煙をする
➡軽いたばこや加熱式たばこ・電子たばこに変えない
(2)喫煙の禁断症状を覚悟する
➡イライラ、怒り、不安、集中困難といった症状が出る(禁断症状のピークは3~7日目)
(3)喫煙に結び付く行動パターンを変える
➡食後はすぐに席を立って歯磨きをする、コーヒーやお酒を控える
(4)吸いたくなる環境をつくらない
➡たばこ、ライター、灰皿は捨てる、喫煙者や喫煙場所に近づかない
(5)吸いたくなったら代わりの行動をする
➡深呼吸をする、水やお茶を飲む、体操、歯磨きなど
(6)うまくいかないときは禁煙外来を受診する

伊達市の喫煙・禁煙に関する相談先については、市ホームページをご覧ください。

問合せ:健康推進課地域保健係(保健センター)
【電話】82-3198

■今月の認知症カフェ(どなたでも!無料!)
認知症の方もそうでない方も、気軽に立ち寄ることができる憩いの場です。ぜひ、お越しください。

■自分の歯と健康を守るために-歯周病・歯科健診のご案内-
◇歯周病とは
痛みなどの自覚症状が少なく、進行すると膿が出たり、歯を失うおそれがあり、心筋梗塞や糖尿病、認知症、早産のリスクを高めてしまう病気です。
近年では45歳以上の過半数が歯周病だといわれていて、若い世代でもかかる人が増えています。
入れ歯の方でもセルフケアを怠ると、歯周病菌によって誤嚥(ごえん)性肺炎や口内炎を起こす可能性があるため注意が必要です。

歯周病の初期症状である歯肉炎は、放置すると歯周病に進行してしまう可能性があります。気になる症状があるときは、早めに歯科医院を受診し、悪化を防ぎましょう。

◇予防が大切!
歯周病は、予防も治療もできる病気です。毎日の歯磨きで口の中を清潔に保つことに加え、年に1回程度、定期的に歯科受診することで、しっかり予防することができます。
しかし、市民のうち定期的に歯科を受診している方は全体の約3割にとどまっており、特に歯周病に注意が必要な50代以上の方の受診率が低くなっています。

◇無料で歯の健診が受けられます!
対象者:令和7年4月1日時点で次の年齢の方
・歯周病検診…20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・70歳
・歯科健診…後期高齢者医療保険制度に加入する75歳・80歳
実施期間:令和8年2月末まで
受診できる回数:1年につき1回まで・
内容:問診、結果説明など
・歯周病検診…歯肉や歯周ポケット検査
・歯科健診…歯や入れ歯の状態、口の渇き・汚れの検査

◇対象の方へ
今年度の対象者には、はがき状の無料クーポン券を郵送しています。
紛失した方や転入してきた方は無料クーポン券を再発行することができますので、担当にお問い合わせください。
受診する各歯科医院には、事前予約が必要です。お早めにご予約ください。
詳しくは、クーポン券に記載されているほか、市ホームページからもご確認いただけます。

問合せ:健康推進課地域保健係(保健センター)
【電話】82-3198