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上野総合市民病院だより

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三重県伊賀市

■体重測定は大事です~体重測定から始まる栄養管理~
皆さんは、最近いつ体重を測定しましたか?毎日測るという人もいれば、最近は測っていないという人もいると思います。体重は健康のバロメーターといわれ、体重の変化は栄養状態の判断に用いられます。65歳までの成人が食べ過ぎで急激に体重が増えた場合、肥満や糖尿病などの生活習慣病の適切な管理が必要になります。
一方75歳以上の高齢者の意図しない体重減少や痩せすぎは、食事摂取低下(食欲不振)による低栄養状態や、筋力低下による活動量低下、筋肉量減少などが誘因である場合、介護予防のための管理が必要になります。低栄養に陥ると、感染症や慢性心不全、慢性呼吸器疾患といった疾患のリスクも高まりますので、「しっかり食べる」ことを心がけましょう。
また、65~75歳の人は生活習慣病と介護(低栄養)予防の両側面からの、個々の健康状態に合わせた管理が必要になります。
まずはご自身の体重の推移を確認することが大切です。週に1回は体重を測定し記録に残すことをおすすめします。
当院では、入院患者さんや外来で面談する患者さんの体重の変化を確認するとともに、低栄養の患者さんの栄養改善に取り組んでいます。それぞれの年代や食習慣に応じた食事の提案と栄養相談を行っていますので、どうぞお気軽にお声がけください。
(管理栄養士 白井 由美子)

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