「御浜町学校規模適正化計画(仮称)」の策定について(1)

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「御浜町学校規模適正化計画(仮称)」については、第6次御浜町総合計画前期基本計画において、令和7年度までに策定することとなっています。
町内の小・中学校を取り巻く状況は、「急激な少子化の進行」、「防災上の懸念」、「施設の老朽化」などが深刻な課題となっており、令和3年度から「御浜町学校規模適正化計画(仮称)」の策定に取り組んできました。
教育委員会では、これまで各学校運営協議会での協議、保護者アンケートや説明会の実施など、保護者のみなさまのご意見を中心に2年余りの協議、検討を重ねてきました。
これまでの協議や保護者のみなさまのご意見等を踏まえ、町長は12月4日(月)に開催した総合教育会議において「少子化を見据えた学校規模の適正化・適正配置にかかる基本的な方向性」について提案し、同会議で承認されましたので、これまでの取組の経過と併せて、その概要についてお知らせします。

1　これまでの取組の経過
○令和3年度
・4月
第6次御浜町総合計画において、令和7年度までに「御浜町学校規模適正化計画(仮称)」の策定を定める。
・5月～
少子化・防災・校舎老朽化の課題を踏まえ、3中学校区の学校運営協議会にて協議・検討を進める。
《コロナ禍の中、十分に協議の機会を持てない状況》
・3月
各学校運営協議会において今後の方向性を示すまでには至らなかったが、広く保護者の意見を聞くよう助言をいただく。

○令和4年度
・9月
町内全保護者(未就学児の保護者を含む)を対象に「今後の御浜町の小中学校の在り方に関するアンケート調査」を実施する。
(保護者や学校運営協議会委員に集計結果を送付し、議員、区長・自治会長にも配付)
・2月
アンケート結果から、各学校で状況や課題が異なることが明らかになったため、小学校区ごとに4会場で保護者説明会を開催する。

○令和5年度
・4月
町内全保護者に保護者説明会での意見概要を報告する。(議員、区長・自治会長にも配付)
・7月
これまでのアンケート結果や保護者説明会での意見を根拠に、学校規模の適正化・適正配置に係る「基本的な方向性(案)」を取りまとめ、総合教育会議で承認を受ける。
・8月
御浜町議会全員協議会で報告する。
・9月
全保護者に「基本的な方向性(案)」を提示し、検討を依頼する。
(2回目のアンケート調査：集計結果は本紙次ページを参照ください)
・11月
「基本的な方向性(案)」について、議会全員協議会で協議する。
・12月
総合教育会議において、「少子化を見据えた学校規模の適正化・適正配置にかかる基本的な方向性」が承認される。

2　総合教育会議において承認された「少子化を見据えた学校規模の適正化・適正配置にかかる基本的な方向性」
1)今後も児童生徒数が減少していくという状況を踏まえ、子ども一人ひとりの個性やニーズに応じて学校を選択できるよう、町内の校区を自由化し、小学校・中学校ともに、それぞれ規模の大きな学校と小さな学校の2校ずつに統合する。
2)統合する場合、通学距離が長くなるので、通学用のスクールバスを運行する。また、スクールバスを運行する場合は、できるだけ保護者に経済的負担をかけないように配慮する。
3)町内小中学校の防災上の課題や、校舎老朽化の課題を解消するためにも、近い将来、新校舎の建設に取り組む。

3　今後の取組について
第6次御浜町総合計画で定められた「御浜町学校規模適正化計画(仮称)」の策定に向けて、上記の「基本的な方向性」に基づいた具体案の検討、協議に着手し、総合計画で示した目標年度を1年前倒し、令和6年度中の策定を目指します。