◆さかなクンといっしょに考えよう!始めよう! プラギョミと未来のお話
海のない内陸部のまちから海洋ごみ問題を考える「川と海つながり共創(みんなでつくろう)プロジェクト」では、毎年市内の子どもたちを対象にフィールドワークを通じた体験型の環境学習「こども海ごみ探偵団」を実施しています。
設立から10年の節目を迎えたことから、さかなクンを招いて、こどもたちと未来を考える記念イベント「世界こども環境会議inかめおかwithすすめ!さかなクン研究室」を10月1日に開催しました。
東京海洋大学名誉博士のさかなクンがキャプテンを務める一般社団法人SD BlueEarth・青い地球を育む会は、先人から受け継いだ大自然を守り、未来のこどもたちへつなぐことをミッションとして、環境問題にみんなでポジティブに取り組む社会を目指し活動しています。
イベントでは、同志社大学准教授の原田先生から「こども海ごみ探偵団」の取り組みの概要として、7月29日に実施した和歌山県和歌山市友ヶ島のごみ調査、9月23日の亀岡市保津川調査などの説明があり、続いて、活動を紹介した動画が上映されました。
その後、さかなクンと子どもたちのディスカッションが行われ、子どもたちは、事前に準備してきたいろいろな質問をさかなクンにしました。
さかなクンからは海の中では、川から海にたどり着いた小さいプラスチックを、イワシが食べそれをサバやマグロが食べるという連鎖が起こってしまい、海洋ごみが増えることで一番影響を受けるのは海に住んでいる生き物であると説明がありました。
また、絶滅危惧種を救うには、どんな魚や生き物が、どのような原因で減っているのかを把握し、たくさんの人が関心を持って自然や生き物大切にする取り組みが非常に重要であると、子どもたちに伝えました。
最後に、一般社団法人SD BlueEarth・青い地球を育む会のキャプテンとして、さかなクンが、子どもたちに次のメッセージを送りました。
この地球のために未来のためにできることを考えた時に、いいアイデアが生まれなくても、少しでもごみを拾うことはできるということ。
そして大切なのは無関心でいないということ。
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