噛むかむカミング健康づくり
■歯の麻酔注射は昔より痛くない
◇怖がる人が多い麻酔注射
歯の治療に欠かせない麻酔注射。「今から麻酔をします」と患者さんに伝えると怖がる人が多いです。
歯茎は痛みを感じやすく、とても敏感なところなので、気持ちは分かります。でも怖がる必要はありません。現在の歯科の麻酔注射は、患者さんに痛みを感じさせないようさまざまな工夫がされています。
◇痛みを減らすいくつもの工夫
まず注射針を刺す前に、歯茎の表面にジェル状の麻酔を塗って、歯茎の表面を麻酔して数分待ちます。表面麻酔によって痛みを軽減させているのです。
その後、歯茎と頬の境目近くに麻酔針を入れます。針が細いほど、麻酔を打つ時の痛みは小さくなるといわれています。ワクチンの予防接種に使われる注射針は0.6ミリ。現在の歯科の麻酔注射で使われる注射針は、それよりもずっと細い0.26〜0.28ミリ。極細のシャープペンの芯ぐらいの太さの針です。
麻酔の薬液を注入する際の速度や圧力も痛みの原因と関係しています。手動の麻酔注射器で麻酔を打つ際はゆっくりと軽い圧力で注入することを心掛けています。
歯科医師は、患者さんが痛みを感じずに麻酔注射をうけてもらえるよう心掛けています。怖がらすにリラックスして歯科医院に来てもらいたいです。(市歯科医師会)
問合せ:川西市歯科医師会ホームページ
【HP】http://kda8020.com/
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