しっかり知りたい 子宮頸がんと乳がんのこと(2)

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～がんは“自分には関係ない”と思っていませんか～

【乳がん】
●日本人女性の9人に1人は乳がんになる時代
乳がんは、乳房の中にある乳腺(母乳を作るところ)にできる悪性腫瘍で、乳がんの発生や増殖には、「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが深く関わっています。
左表にあるように、40歳代後半から罹患率は上昇します。実際に市の検診でも6ページの表のように毎年乳がんの人が見つかっています。しかし乳がんは早期に見つけて治療すれば、より高い確率で完全に治すことができます。また、精密検査になった人の中には、がん以外の良性疾患が見つかっています。がんという言葉を怖がらず、検診を受けていただき、きちんと治療を受けましょう。

乳がん年齢別罹患率(10万人対)*3

*3　出典：国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(2019)

●乳がんは、「自分で触って異常を確かめることができる」がんです
“ブレスト・アウェアネス”という言葉をご存知ですか? ブレスト・アウェアネスとは、ご自分の乳房の状態に日ごろから関心をもち、『乳房を意識した生活』を送ること。乳がんの早期発見・早期治療につながる大切な生活習慣を身につけましょう。

○自分でできる”ブレスト・アウェアネス”
1.見て、触って、感じる
・鏡の前などで…
(1)乳房や乳頭を確認します。
(2)正面・側面・斜めから乳房を観察します
(3)乳頭を軽くつまみ、出血のような分泌液がないか調べます。

・皮膚の凹凸がよくわかるよう、手に石けんなどをつけて滑りやすくしておきます
(1)腕をあげ、乳房の表面に渦巻きを描く・中心から左右になでる・中心から外側に向けてなでて、しこりやこぶなどがないか調べます。(左図)
(2)指先をそろえてわきの下に差し入れ、リンパ節が腫れていないか確認します。網掛け部分も触りましょう。
※詳しくは本紙をご覧ください。

2.乳房の変化に気を付ける(変化がないかチェック!)
・以前より硬いところ、以前になかった「しこり」「痛み」がある
・皮膚の「変形」「くぼみ」「ひきつれ」「ふくらみ」がある
・乳頭の「へこみ」「ゆがみ」「ただれ」がある
・乳頭からの「血性の分泌液」「異常な分泌液」がある

3.乳房の変化に気づいたら、すぐに医療機関へ

4.定期的に乳がん検診を受診する
乳がん検診の目的は、乳がんで亡くなる女性を減らすことです。
2年に1回、乳がん検診を受けましょう。

○乳がん検診Q and A
Q.市の乳がん検診ではどんなことをするの?
A.問診とマンモグラフィ検査です。マンモグラフィ検査では、プラスチックの板で乳房を2つの方向から挟み、写真を撮ります。
Q.市の乳がん検診で超音波検査(エコー検査)はできる?
A.厚生労働省が示しているがん検診の指針では、問診とマンモグラフィ検査をするよう示されています。朝来市はその指針に基づいて検診を実施していますので、超音波検査での検診は実施していません。超音波検査での検診を希望される場合は、検診を実施している医療機関に問い合わせください。
Q.しこりを見つけたらどうしたらいいの?
A.自分で乳房にしこりを見つけた場合は、すみやかに乳腺外科や外科の医療機関を受診してください。

●令和6年度の健診(検診) 受診希望者、受付中!
～インターネット(Web)でも申し込みが可能になりました～
市では、令和6年度に実施するすべての健診(検診)の申し込みを受け付けています。各健診(検診)とも事前の申し込みが必要です。
申込期限を3月8日(金)としていますが、まだ申し込みいただいていない場合は、2月下旬に該当の世帯にお送りしました「健診(検診)の受け方」をよくお読みになり、申込書送付またはインターネット(Web)のどちらかの方法で申し込みしてください。
なお、返信用封筒の有効期限は4月30日(火)までとなっていますので、ご注意ください。

問い合わせ先：健幸づくり推進課
【電話】672-5269