■最高の人生を送るために…
~1年に1回は歯科健康診査を受けましょう~
皆さんにとって歯と口の健康はどのくらい大切ですか?「気になることはあるけれど生活に支障はないし、時間もないから受診はしない」「痛くなったら歯医者に行こうと思っている」と思っていませんか?
しかし、人生100年時代を迎えている今、歯と口の健康を守ることは最高の人生を送るためのチケットになるかもしれません。
本町で過去1年間に歯科健康診査を受診した人の割合は57.1%で、兵庫県、国よりも低い結果です。また、年代別では若年層での未受診者が多い傾向にあります。
令和4年香美町健康づくり実態調査、兵庫県令和3年度健康づくり実態調査、令和4年歯科疾患実態調査より
◇なぜ、歯と口の健康を守らないといけないの?
歯と口は「食べる」「話す」など、私たちが生きていく上で欠かせない役割を担っています。歯が抜けたり、口周りや舌の筋力が落ちたりするとこれらの機能が低下します。これは、食事が偏って栄養バランスが悪くなり、全身の健康を脅かすことにつながります。また、見た目の問題や会話のしにくさから人と会うことを避け、閉じこもりがちになることもあります。
また、歯の病気として代表的な「歯周病」は、糖尿病などの全身疾患とも深い関わりがあることが分かっており、歯の健康を守ることは全身の健康を守るためにも、とても大切なことです。
◇もう入れ歯なので…
歯科受診を勧めると、このように答える人がいます。確かにすべての歯が抜けている人は「むし歯」や「歯周病」などの歯の病気は予防できません。しかし、口周りや舌の筋力の低下を防ぐことは、入れ歯を調子よく使い続けるためにとても大切なことです。入れ歯の人でも定期的に歯科健診を受けて指導や治療を受ける必要があります。
◇かかりつけ歯科医を持ちましょう
歯と口の健康を守るためにはかかりつけ歯科医を持ち、二人三脚で取り組むことがポイントです。
気になることが無くても定期的に受診することで、歯の本数を多く残せることが研究で分かっています。
◇いつまでも自分の口でおいしく食べ、話すために
「時間がとれない」「面倒」「必要性を感じない」
これらは令和4年香美町健康づくり実態調査で歯科健康診査を受けていないと回答した人の中で半数以上を占めた回答です。あなたの今後の人生を後悔しないために、歯と口の健康について考えてみませんか?
問い合わせ先:役場健康課
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