保健福祉課からのお知らせ
■がんについて知ろう‼
今年度のすこやかだよりでは「がん」をテーマに、これまで「肺がん」「大腸がん」「胃がん」「乳がん」と4つのがんについてお伝えしてきました。「がん」シリーズは、今月で最後になります
今回のテーマは、「前立腺がん」and「がん総まとめ」です。
▽「前立腺がん」って?
前立腺は、男性のみにある臓器です。膀胱の下に位置し、尿道の周りを取り囲んでいます。この前立腺の細胞が「がん」化して異常増殖する病気が「前立腺がん」です。
男性のがんの中でかかることがもっとも多く、早期に発見することで根治を目指せる男性特有の疾患です。
▽症状について
前立腺がんの自覚症状としては、残尿感や排尿時の痛み、血尿などが挙げられます。
しかし、このような自覚症状が現れるのは、かなりがんが進行してからで、初期は自覚症状がほとんどありません。
▽検診を受けましょう
すこやかだよりでお伝えしていますが、やはり前立腺がんも他のがんと同様に、早期は自覚症状がほとんどなく、定期的にがん検診を受けることが重要です。また、前立腺がんは年齢や人種、男性ホルモンが発症に関与していることが分かっており、努力で防ぐことができるものではありません。
前立腺がんは、50歳代から増え、高齢になるほど多くなります。50歳以上の男性は、定期的に検診を受けましょう。
▽どんな検査をするの?
前立腺がんではPSA検査と呼ばれるスクリーニング検査をします。PSAは前立腺で作られるたんぱく質で、前立腺がんがある場合やがんが大きくなるほどPSAの量が多くなります。
PSA検査は、採血で簡単に行うことができ、平取町では検診費用の助成も行っています。
ぜひ、来年度の検診受診をご検討ください。
▽がんの総まとめ
5つのがんについてお伝えしてきましたが、がん予防のためには共通して正しい生活習慣と定期的な検診受診が大切です。
図(※本紙参照)のように、日頃の食習慣や運動習慣、喫煙、飲酒等の生活習慣を見直し、「自分の健康は自分で守る」という意識をもちましょう。
また、がんは早期には自覚ないことが多いため、定期的な検診受診による早期発見・早期治療を心がけましょう。
▽最後に…
全5回の「がん」シリーズでしたが、来年度のすこやかだよりでも皆様の健康に役立つ情報を発信していきます。
また、ふれあいセンターびらとりの入口に喫煙に関する啓発物を展示しています。
ぜひ、ご覧になってください。
お問い合わせ:保健福祉課保健推進係(ふれあいセンターびらとり)
【電話】4-6112
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