町では、高齢者の運転を考える講演会を4月18日に開催し、旭川東警察署の職員から運転寿命を延ばすためにできること、運転を止めるタイミング、相談先などについてわかりやすく教えていただきました。
■高齢運転者の交通事故の実態は?
・道内の事故発生件数は減少を続けているが、高齢運転者による事故の割合は増加している!
・高齢運転者の死亡事故状況は前方不注意やアクセルとブレーキの踏み間違えの割合が高い!
■高齢運転者の事故は死亡事故となる可能性が高い!
こんなことはありませんか?~心身機能セルフチェック
□やる気がでない、忘れっぽい(思考力・集中力の低下)…周りへの関心が薄れ、車や歩行者を見落とす危険性が高まる
□会話が聞き取りにくい(聴力の低下)…左右や後方など、視界に入らない所から近づく車に気づくのが遅れる
□よく階段を踏み外す、物にぶつかる(遠近感の低下)…車との距離がつかみにくくなり、危険なタイミングで右折したりする
□夕方や夜間、物が見えにくい(夜間視力の低下)…暗い場所で危険を見落としやすくなる
□エスカレーターにうまく乗れない(動体視力の低下)…運転中に危険や標識を見落としやすくなる
□探し物がなかなか見つからない(視野が狭くなっている)…交差点などで、左右から近づいてくる車や歩行者の発見が遅れる
□思ったように身体が動かない(反射神経の鈍化)…とっさにハンドルをきったり、ブレーキのタイミングが遅れたりする
□平らな場所でもよくつまずく(脚力の低下)…ブレーキを素早く踏み込めなくなる
■高齢運転者が交通事故を起こさないために
▽運転免許の自主返納
・本人が手続き…旭川東警察署または旭川運転免許試験場に行き手続きする。または、試験場に電話で事前申し込みをして郵送で手続きする。
・代理人が手続き…本人の委任状や確認書、代理人の身分証明書が必要。
▽補償運転
体調のすぐれない時、天候の悪い時には運転を控えるなど、自分の意志で安全な運転方法を選択し事故の危険性を減らす
▽まずは相談
運転に自信がなくなる、家族の運転についてなど、不安な時はまず相談を!
安全運転相談ダイヤル【電話】#8080
旭川運転免許試験場適正係【電話】51-2489
旭川東警察署交通第1課企画係【電話】34-0110
交通事故があった場合、運転者には負傷者の救護義務があります。
『もしもの時に救護措置がとれるか?』
対応が難しい時には運転の卒業を考えたほうがよいでしょう。
詳しくは…当麻町地域包括支援センター保健福祉課介護係
【電話】84-2111
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