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nice(ナイス)な人(ひと) 見つけちゃいました!今月のいいねVol.56

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北海道新ひだか町

■環境省 新ひだか自然保護官事務所 草留大岳(くさどめたいがく)さん(28才)
鹿児島県出身。名前は、九州最高峰の宮之浦岳(みやのうらだけ)(屋久島)に由来。レンジャーとして勤務2年目。今年4月、新ひだか自然保護官事務所の開所にあわせて配属され、日高山脈襟裳(えりも)十勝国立公園に関する業務などを行っています。

国立公園内に生育する高山植物などの植生調査を行っている草留レンジャー
※写真は広報紙5ページをご覧ください。

◆レンジャー(自然保護官)を目指すきっかけ
私は鹿児島県鹿児島市で生まれ、比較的、自然豊かな地域で育ち、小さい頃から山や川で遊んでいました。中学・高校・大学ではラグビーに打ち込んでいましたが、大学3年時に卒業後の進路を考え、もともと関心のあった淡水魚類の研究がしたいと思い、岐阜県にある大学院に進学しました。
大学院では、淡水魚の研究に取り組む中で、野生生物や自然環境の保全に興味を持ち、自然に関わる仕事がしたいと思った矢先に、レンジャー(自然保護官)という仕事を知り、この道に進もうと決意しました。

◆レンジャーの仕事
レンジャーは、国立公園内での行為に関する許可申請の審査や植生復元、希少種の保護のための現地調査など、さまざまな業務を行っています。
以前、勤務していた北海道地方環境事務所では、礼文島のみに生育する希少種のレブンアツモリソウの保護増殖事業を担当しました。長年、先人たちが取り組んできた事業を引き継ぎながら、事業計画の見直しを行うなど、地域の方と協力して希少種を守っていく取組は、とてもやりがいを感じました。
新ひだか自然保護官事務所では、6月25日に指定された日高山脈襟裳十勝国立公園の自然環境の保護や適正利用の推進にむけ、国や関係市町村、地域団体などで構成される協議会を設立し、本公園のビジョンや課題について協議していく予定です。

◆今後の目標など
業務として、新たに指定された国内で陸域最大の国立公園の管理に携わることができ、とてもやりがいを感じています。北海道や日高管内の自治体、地域の山岳会など関係団体の皆さんと連携しながら、世界に誇れる国立公園として、日高山脈襟裳十勝国立公園の魅力を国内外にアピールしていきたいです。
また、新ひだか町に住んでいる方や子どもたちにこの国立公園のすばらしさや自然環境に興味・関心を持ってもらえるように、講演会や自然体験学習などの活動にも取り組みたいです。
プライベートでは、新ひだか町内の飲食店巡りや三石海浜公園でのキャンプ、お祭りなどの地域イベントに参加し、地域の皆さんと交流するなど、この町の生活を満喫したいと思っています。

《こんな仕事もやってます!》
けがをした野生動物などを保護・収容し、自然にかえす活動

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