令和6年第1回議会定例会が3月6日から15日の日程で開催されました。
今月号は「村政・教育行政執行方針」と「新年度予算の概要」についてお知らせします。
【村政方針】
村長 石塚隆
令和6年度は、まちづくり総合計画を指針とした、これまでの人口対策や住環境整備、地域経済の活性化などの課題に引き続き取り組むほか、直面する防災・健康・教育課題にも対応し、村の将来像を実感できるよう目指します。
(1)村民と行政の協働によるまち
〔01〕自治区自治会
▽自治区自治会活動の支援に加え、「青空まつり」を集大成とした、コミュニティの再確認
〔02〕ふるさと納税
▽お米に偏らない幅広い返礼品の魅力発信に取り組み、安定した財源となるよう推進
〔03〕DX推進
▽行政システムの共通化・標準化を令和7年度末までに完了
▽デジタルデバイドの解消に努め、地域のデジタル化を推進
▽ペーパーレス等のデジタル化と、「開かれた議会」に繋がる議会本会議のインターネット配信を支援
(2)快適で安全なまち
〔04〕除排雪体制
▽除雪車両の定期的な更新なども含めた、安心・安全な生活路線確保
▽最新技術を取り入れた効率的で万全な対応
〔05〕移住定住促進策
▽交流・関係人口の開拓を進める、道内外の各種イベントや観光行事において積極的なPR
〔06〕交通確保
▽村営バス2路線の安全で安定した運行
▽主要交通路線である北新線(新篠津ー岩見沢間)の路線維持を支援
〔07〕消防・救急体制
▽札幌圏消防通信指令共同化事業について令和7年10月からの運用開始を目指す
▽冬期間の救急搬送の安全性の向上を図るため、視界不良時でも進行方向の安全を確認できる最新技術を活用した映像鮮明化装置の導入
〔08〕防災関係
▽災害時を想定した避難訓練を定期的に実施
▽防災行政無線とLINEを連動させた、より幅広く確実な情報発信の運用
〔09〕環境対策
▽2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の宣言
▽地球温暖化対策実行計画を策定し、具体的な方針の決定
▽公共施設における照明の完全LED化と公用車にハイブリッド車を導入
(3)健康で思いやりのあるまち
〔10〕子育て支援
▽高校生までの医療費無料化、児童養育助成及び出産祝い金等の村単独の支援を継続
▽へき地保育所を脱却する認定こども園への移行を果たすべく指定管理者制度の導入
〔11〕健康増進
▽特定健康診査や各種検診への受診勧奨や健康相談とともに「いきいき百歳体操」等の健康増進事業を充実
〔12〕生活環境整備
▽村民のニーズに合わせたゴミ収集方法等の検討に加え、ゴミの減量化・資源ごみリサイクルの推進
〔13〕地域医療体制
▽「すこやかクリニック」の建て替えに伴う、医療法人への支援
▽2次医療圏と連携した救急医療体制の維持
〔14〕高齢者支援
▽在宅高齢者の生活支援や除雪サービス、移動支援として運行する乗合タクシーの充実
▽社会福祉協議会が進める社会福祉事業への支援
(4)力強く豊かな産業の息づくまち
〔15〕農業支援
▽農業を核とした人口維持策を検討し、後継者対策・パートナー対策、都市と農村の交流事業の充実
▽加工実習施設における新たな農作物の栽培への取り組みと一体化した6次産業化への支援
▽農業基盤強化を図る、経営体育成基盤整備事業として8地区の整備に対する支援
〔16〕商工観光振興
▽村内の商業・飲食業における消費購買力を高める支援
▽現在実施中の「たっぷの湯」の老朽度調査の結果を踏まえた大規模改修リニューアル計画の決定
▽閉鎖しているアイリスの実現性ある今後の方向性を決定
▽青空まつりに対する意識の変化を契機と捉え、反省点・課題を村民と相互に共有した、村民が主役の青空まつりを開催
▽しんしのつ天文台は、関係人口の増加を図る場として「空のまち」と言う新たな観光ブランドの定着
(5)心豊かな人を育てるまち
〔17〕教育関係
▽小中一貫教育において、学校・家庭・地域の連携を推進
▽ICT教育に係る学習意欲を引き出す教材の充実に努め、安全で安心な学びの環境を整備
▽入学祝金の贈呈や高校生の通学に対する助成
〔18〕自治区会館
▽自治区会館の空調設備に係る未設置施設への整備
(6)財政計画
〔19〕地方債
▽令和5年度は発行額よりも償還額が上回り、現時点での計画上では減少へ
▽たっぷの湯の大規模改修及び認定こども園の設置などの動向により見通しの修正が必要
〔20〕過疎対策事業債
▽今後は過疎指定が外れる可能性も低いことから、長期視点に立った財政計画に基づいた運営が必要
▽人口推計と同様な本村の人口減少が現実化した際の行財政運営へ与える影響を意識
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