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自治体の皆さまへ

旭川市の水道水 安全安心な水を守るために(2)

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北海道旭川市

■寒さに負けない水道をつくるため、奮闘中!
▽旭川市水道局石狩川浄水場 大竹佑季さん
屋外の水が凍結するほどの寒さでも水道水を常時供給するため、現場では様々な工夫がされています。石狩川浄水場で設備を管理する大竹佑季(おおたけゆうき)さんに聞きました。
「浄水場に水を引き込む施設では、氷や雪が取水口をふさぐおそれがあるため、冬に特別な対策を行っています。雪氷の塊は『アイスジャム』と呼ばれ、大きい物だと大人の背丈ほどの氷となります。監視モニターで詰まりを発見すると、アームの長さ10m以上の特殊な重機で氷を除去したり、長いスコップ等で割ったりします。現場の体感温度は市街地より3〜5℃低く、川に落ちないよう注意も必要なため、厳しい作業です。
平成13年にはアイスジャムの影響で市内が断水。これを受けて設備を改良した他、毎年秋から重機で川岸などを整備しています。今では先進的な取組みとして、市外からの視察もあります。
石狩川浄水場は昭和40年に給水が始まりました。中には更新していない、または耐用年数を超過した設備もあります。これらは、使用頻度や故障時の影響度を踏まえて長期的な整備計画を立てています。同様に、凍結対策のため地下1・4mにある水道管の更新も大きな課題です。お預かりした水道料金を適切に設備投資に回し、安全安心なライフライン維持につなげたいです」と話します。

■水道の仕組みを学ぼう!水道施設見学
大切な水道水への理解を深めるため、施設を見学してみませんか?次の施設で平日に見学できます。事前に電話でご相談ください。
・石狩川浄水場(末広東2の7)【電話】57-5003
・忠別川浄水場(東神楽町ひじり野北2の6)【電話】83-3663

■冬は水道凍結にご注意を!
▽こんなときは「水落とし」を
・最低気温が-4℃以下になるとき
・旅行など長期間留守にするとき
・0℃以下の真冬日が続くとき
※上記は目安であり、環境によって異なります。

▽漏水や水道管破裂・トラブル等の相談は
水道局管路管理課【電話】24-3140
▽土・日曜日、祝日、夜間は
お客様センター【電話】24-3163

■施設等の老朽化対策が課題
蛇口をひねると当たり前のように流れる水道水は、取水口から水道管まで、膨大な施設・設備を通じて届けられています。導入されてから数十年経過したものも多く、今後も老朽化対策が必要です。水道事業は令和4年7月の料金改定で健全な運営ができていますが、さらなる効率化など経営努力を進めていきますので、引き続きご理解ご協力をお願いします。

詳細:水道局総務課
【電話】24-3160

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