■大人の発達障害について(福祉係)
◆発達障害とは?
発達に生まれつき凸凹がある障害です。発達障害は、知的の遅れを伴うものから知的の遅れを伴わないものまで広い範囲を含んでいますが、「大人の発達障害」は知的の遅れを伴わず、性格によるものと思われやすいため、周囲や本人が障害に気づかないまま成人することもあります。
◆発達障害の種類
◇自閉症スペクトラム障害
話し方や表情など、言語以外でコミュニケーションを図るのが苦手で、他者や社会に関心が無いという特性があります。
また、ひとつのことにこだわり、臨機応変に対応できないこともあります。
・暗黙の了解や社会的なルールを理解できない
・急に予定が変更されると戸惑ってしまう
・説明や指示を聞いて取り組むことが苦手 など
◇注意欠如・多動性障害
注意や感情をコントロールする力が弱く、仕事や家事に支障をきたしたりします。計画的に作業を進めることも苦手な面もあります。
・段取りのある作業を完成させることが苦手
・財布や契約書など、大事なものをよく忘れる
・デスクの周りが乱雑で、必要なものをすぐに探せない など
発達障害の特性は人によってさまざまです。サポートをすることで失敗を未然に防げることもあるので、次のような配慮をしてみましょう。
・コミュニケーションが苦手な方には
仕事の状況を定期的に報告・連絡・相談してもらうことが重要です。
定期的な打ち合わせや日報などを活用しましょう。
・急な予定の変更が苦手な方には
あらかじめ決められた段取りの仕事や、予定変更が少ない作業内容を任せてみましょう。
・暗黙の了解や社会的なルールなどをくみ取ることが苦手な方には
指示や依頼をする時は日時や数、やり方などを明確に伝えたり、メモやメールなどで伝えましょう。
・同時進行や同時作業が苦手な方には
わかりやすいルールを提示し、一つのことに集中できる得意な作業を任せてみましょう。
指示を一つずつ伝えていくことも有効です。
■「障害者控除」の認定について(包括ケア係)
◇障害者控除の申告
税務署または役場町民課で所得税の確定申告を行う際に、「障害者控除対象者認定書」を提出することにより、障害者控除の申告を行うことができます。
◇認定対象者
次の全てに該当する方が申請対象となります
(1)65歳以上の方で鹿追町に住所を有する方
(2)身体障害者手帳、療育手帳、精神保健福祉手帳の交付を受けていない方
(3)(2)の手帳交付者と同程度の障害が認められる方
◇申請期間
11月6日(月)から12月27日(水)まで
◇認定における判定方法
介護認定資料などを基に審査判定を行い、障害者に準ずる状態と認められる場合には「障害者控除対象者認定書」が交付されます。
◇申請時の注意事項
・過去に障害者控除の対象となった方も毎年申請が必要となります。
・所得税の確定申告をしない方は申請の必要はありません。
・申請用紙は、役場保健福祉課包括ケア係にありますのでお問い合わせ下さい。
■講演会 住民と一緒に福祉をつくる ~ほっておけない人づくり(福祉係)
日時:11月13日(月)午前10時〜11時30分
場所:町民ホール
講師:勝部 麗子さん(豊中市社会福祉協議会 局長)
参加無料
11月10日(金)までに保健福祉課 福祉係までお申し込みください(【電話】66・2558)
・勝部 麗子さんのご紹介
大阪府豊中市生まれ。昭和62年に豊中市社会福祉協議会に入職。
全国で第一号のコミュニティソーシャルワーカーになりました。
地域住民の力を集めながら数々の先進的な取り組みに挑戦。その活動は府や国の地域福祉のモデルとして拡大展開されてきました。
NHKドラマ「サイレント・プア」のモデルであり、「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演。
*著作「ひとりぽっちをつくらない―コミュニティソーシャルワーカーの仕事」
問い合わせ:保健福祉課(トリムセンター内)
【電話】66・1311【FAX】66・1818
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