■斉藤商事株式会社
所在地:水谷1-1-27
今回は、環境への負荷を最小限にするための国際規格であるISO14001をいち早く取得し、高機能で高品質、洗練されたデザイン、そして環境に配慮した企業ユニフォームの製造、販売を行う斉藤商事(株)を訪問しました。
◇SDGsの取り組みは感謝の想いから
「安心安全な生活ができる未来のために、地域社会に少しでも還元できる会社にしていこうとの想いで社員一同、環境対策をはじめSDGsに取り組んでいます」と尾島代表は語ります。その想いの根底には、バブル経済の終焉(しゅうえん)で受けた厳しい経営状況での経験があります。困難を乗り越えられたのも、仕入先、取引先、協力工場、社員に恵まれたからだと尾島代表は感謝の想いとともに振り返ります。
同社が販売するカーボンオフセット付きユニフォームは、大手ドラッグストアをはじめ多くの企業に採用され、購入された企業とともに温室効果ガスの削減を進めています。販売開始当時は、低コスト優先でなかなか採用されなかったとのことですが、東日本大震災の被災地である福島県の森林維持などにより二酸化炭素排出量が相殺されることから、復興支援としても注目され、多くの企業で採用されることとなりました。
◇人々の活気があふれるまちへ
地域社会のために役立てる事はないかという考えから尾島代表は「地域経済が好循環のまちには人々の活気があふれています。『Small But Excellent 小さくても一流』をポリシーに掲げ、知る人ぞ知るという会社ですが、市内経済に貢献し、まちの活性化につなげていきたいと考えています」と今後の抱負を語りました。
今回訪問した斉藤商事(株)は、富士見市価値共創プラットフォーム『SDGsフジミライテラス』のパートナー会員になっていただいています。市と企業・団体・教育機関・市民などの連携強化を図る「フジミライテラス」を通じて、同社のようによりよい未来を創るとの想いをともにする皆さんと持続可能なまちづくりを実現していきたいと思いました。
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