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【特集】令和6年度 蕨市の予算(1)

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埼玉県蕨市

インタビュー:賴髙英雄 蕨市長

■新年度のテーマ「安心・にぎわい・未来~蕨、飛躍の10年へ」
○令和6年度の重点課題 ~将来ビジョンII・重点プロジェクトの推進
1:安全安心・エコシティプロジェクト
(1)防災都市づくりの加速化
(2)防犯対策の更なる強化
(3)脱炭素社会の実現に向けた取り組み

2:子どもの元気・未来創造シティプロジェクト
(1)子育て支援の更なる充実
(2)快適な教育環境の整備
(3)子どもたちが安心して暮らせる環境づくり

3:魅力と活力・にぎわいシティプロジェクト
(1)蕨駅西口再開発事業の推進
(2)にぎわい交流拠点の整備など 中心市街地活性化の推進

4:みんなで笑顔・健幸シティプロジェクト
(1)健康づくり・介護予防の充実
(2)市立病院の建替え

令和6年度がスタートしました。そこで今月は本紙2ページから本紙9ページまで、新年度予算の概要と主な事業を紹介します。
ここ本紙2ページでは、賴髙英雄蕨市長に新年度の市政運営や予算編成の考え方について、お聞きしました。

○6年度の予算編成の考え方をお聞かせください。
[市長]蕨市は、人口減少社会にあっても、選ばれるまちとして発展し続けていますが、この間の厳しいコロナ禍も乗り越えて、昨年10月に市役所新庁舎の開庁、12月に蕨駅西口再開発の起工式を迎え、更に市立病院の建替えに向けた取り組みを開始するなど、蕨は未来への飛躍に向け、大きな一歩を踏み出しています。
そのような中、令和6年度は、蕨市の新しい10年計画「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンII(詳細本紙13ページ)がスタートします。目指すまちのビジョンに向けて、新年度は、「安心・にぎわい・未来~蕨、飛躍の10年へ」をテーマとし、将来ビジョンIIに掲げる4つの重点プロジェクトを力強く進める予算編成としました。

○新年度を迎え、市政運営に臨む決意をお聞かせください。
[市長]今、日本は、少子高齢社会の本格化をはじめ、先行きが見えない不安が広がっていますが、このような時代だからこそ、市民生活に最も身近な基礎自治体として、市民の皆さんに寄り添い、暮らしの安心や未来への希望につながるまちづくりが、ますます求められていると感じています。私は、新年度、市民と心が通い合い、暮らしを支える「あったか市政」を更に前進させ、市民の皆さんの信頼を大切にしながら、7万5千市民の幸せと蕨の限りない発展のために全力を尽くす決意です。
広報蕨増刊号では、令和6年第1回蕨市議会定例会初日に市長が述べた今年度の施政方針表明の全文を紹介しています。

※本紙3ページ~本紙7ページに掲載している「主な事業とその予算」の金額は1万円未満を切り捨てにしています

本紙3ページから7ページまでは、新年度の主な事業を「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンIIに掲げるまちづくりの7つの「分野別の目指す姿」に沿って紹介します。

■新年度の主な事業
◆1 安全で安心して暮らせるまち
○主な事業とその予算
水害対策の強化:258万円
→集中豪雨や台風による冠水対策の強化のため、土のうステーションを各地区1基ずつ増設するほか、大規模水害対策の強化に伴う消防団災害用資機材の整備を図るため、救助用ボート2艇を購入します。

防災行政無線の整備:4,080万円
→防災行政無線の聞こえ方を改善するため、わらびりんご公園及び三和稲荷公園、あづま公園、金山公園の4か所に子局を設置します。

防犯カメラ増設による犯罪抑止力の強化:701万円
→犯罪が起きにくい環境づくりを進めるため、街なか防犯カメラを60基増設し、合計200基とするほか、新たに家庭用防犯カメラ設置費補助制度を創設します(補助率2分の1。上限額は個人宅2万円、共同住宅10万円)。

通話録音機能付電話機購入費補助金:80万円
→振り込め詐欺の防止に有効とされる通話録音機能付電話機を高齢者が購入する際にその費用の一部を補助します(上限2万円)。今年度は前年度より30万円増額。

自転車用ヘルメット購入費補助金:200万円
→努力義務化された自転車用ヘルメットの着用促進のため、購入費の2分の1を補助します(上限2,000円)。今年度は前年度より100万円増額。

○プラス防災都市づくり ライフラインの耐震化・改修
水道の耐震化の推進:2億9,474万円
→水道の主要な管路である基幹管路の耐震化率は昨年度で99.4%に到達。今年度は基幹管路に続き、重要施設である避難所や病院などへつながる配水管の耐震化を更に進め、重要施設配水管路の耐震化率は95%となる見込みです。

橋りょう改修事業の推進:6億1,332万円
→塚越陸橋跨線部及び蕨跨線人道橋の修繕工事を継続してJR東日本に委託するほか、塚越跨線人道橋修繕工事の設計を実施します。

○期待の声
丸山 文一(まるやま ぶんいち)さん 錦町3丁目

水道管耐震化を着実に
元日に地震があった能登半島の一部では、水道管の耐震化が進んでおらず、いまだに断水が続いていると聞いています。飲み水やトイレは生活に欠かせないので、地震に備えて耐震化を着実に進めてほしいですね。

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