いきいき健康生活

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■睡眠障害について
質の良い睡眠は健康維持の基本であり、心身のリフレッシュに欠かせないものです。しかし、現代社会ではストレスや不規則な生活習慣により、睡眠障害を抱える人が増えています。睡眠障害とは、睡眠の質や量に問題があり、日中の活動に支障をきたす状態を指します。
主な睡眠障害には、不眠症、睡眠時無呼吸症候群、過眠症、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)などがあります。不眠症は、寝つきが悪い、途中で目が覚める、早朝に目が覚めてしまうといった症状が特徴です。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が一時的に止まることで、日中の強い眠気や集中力の低下を引き起こします。レストレスレッグス症候群は、脚などに不快な感覚が生じ、安眠を妨げます。
睡眠障害の原因は多岐にわたり、ストレスや不安、うつ病などの精神的要因、アルコールやカフェインの過剰摂取、喫煙、不規則な生活リズム、さらには肥満や高血圧、糖尿病などの基礎疾患も関与します。また、スマートフォンやパソコンの使用によるブルーライトの影響も指摘されています。
改善策としては、規則正しい生活リズムを確立し、毎日同じ時間に就寝・起床することが重要です。寝室の環境を整え、静かで暗く、快適な温度に保つことも効果的です。就寝前にはリラックスできる習慣を取り入れ、カフェインやアルコールの摂取は控えましょう。また、寝る前の1時間は電子機器の使用を避けることをおすすめします。
もし、睡眠に関する悩みが続く場合や、日中の眠気が強いと感じる場合は、医師に相談してください。適切な診断と治療により、睡眠障害は改善できます。
質の良い睡眠を取り戻し、健康な生活を送りましょう。
(鴻巣市医師会)