■アクション 人権問題について考えよう
◆12月4日から10日は人権週間
12月4日から10日は、人権週間です。
外国人や障がいのある人、ハンセン病元患者とその家族などに対する偏見や差別、いじめや虐待、企業等における各種ハラスメントやインターネット上での人権侵害など、様ざまな人権問題が存在しています。さらに、世界では紛争によって人権が脅かされています。国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて、平和について考え、人権を尊重することの大切さを改めて考えましょう。
◆正しい理解を〜ハンセン病元患者とその家族〜
ハンセン病に対する正しい知識をもって差別や偏見をなくしていきましょう。
ハンセン病は「らい菌」に感染することで起こる病です。感染力も弱く伝染しにくい病気にもかかわらず、国から1996年まで強制的な隔離政策が行われました。
その結果、患者・元患者のみならず、家族も厳しい差別や偏見の対象となり、長きにわたり苦痛と苦難を強いられてきました。2019年に国が責任を認め、4月には旧優生保護法による手術を受けた人に対する一時金が、11月には、患者・元患者の家族に対し補償金が支給されることが決まりました。請求期限が2024年4月23日と11月21日となっています。
相談は、それぞれ大阪府一時金相談窓口(【電話】06・6944・8196)、厚生労働省補償金相談窓口(【電話】03・3595・2262)へ相談してください。
◆拉致被害者問題の早期解決を
12月10日から16日は北朝鮮人権侵害問題啓発週間です。
1970年代から80年代にかけて、多くの日本人が不自然な形で行方不明となりました。長い間、関与を否定し続けていた北朝鮮が拉致の事実を認め、2002年10月に5人の被害者が帰国しましたが、他の被害者については未だに解決していません。
拉致被害者の一刻も早い帰国のため、どんな小さなことでも結構ですので、警察(和泉警察署【電話】46・1234)まで情報をお寄せください。
▽アニメ「めぐみ」・拉致被害者御家族ビデオメッセージ上映会
日時:令和6年1月20日(土)午後2時〜
場所:大阪市立難波市民学習センター
定員:120人(先着順)
※申込は不要。当日、直接会場へ
※詳しくは、大阪府府民文化部人権局人権企画課まで(【電話】06・6210・9280、【FAX】06・6210・9286)
問合せ:人権・男女参画室
【電話】99・8115
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