■生活改善特定健診
歳のせい、と思っていませんか
こんな症状に要注意
・不眠
・下痢や便秘を繰り返す
・手足先のしびれや痛み
・こむら返り
不調の原因に糖尿病が隠れているかも
糖尿病の人は、がんリスクが20%ほど高いことが報告されています。河内長野市民は全国平均と比べ血糖値が高い人が多く、がんになる可能性が高いと言えます。糖尿病は、血糖値が高い状態のことを指しますが、自覚症状に乏しいことから発見が遅れることになります。そうならないためにも、特定健診を受けて血糖値などを確認し、健康な未来を手にしましょう。
◆身近な症状が実は糖尿病の場合も
皮膚が乾燥してかゆいなどの免疫力の低下、いつも手袋や靴下を身に着けているような手足先のしびれ、不眠、便や尿を我慢できなくなるなどの自律神経の異常、これらの不調の裏には糖尿病が隠れているかもしれません。不調の原因が糖尿病によるものであるかは、血液検査をしないと分かりません。健康に生活するためにも、特定健診を受けて、自分の健康状態を確認しましょう。
糖尿病になるのには体質と生活習慣が関係しています。食習慣は地域で受け継がれる面が大きいといわれています。空腹時血糖の異常が全国では31.4%に対し、本市は39.6%、HbA1c(過去2〜3か月間の血糖値の指標)の異常が全国では57.8%に対し、本市では59.3%となっています。河内長野市民は血糖値の高い人が多いことが令和4年度特定健診結果から分かっており、特に注意が必要です。年に一回、血糖値が上がっていないかも含めて特定健診で自身の健康状態を確認する必要があります。
◆特定健康診査(特定健診)とは
特定健診とは、生活習慣病の予防のためのメタボリックシンドロームに着目した健診を言い、血管の動脈硬化で心臓・腎臓の機能異常が起こっている可能性がないかまで確認できます。
◆糖尿病になりやすいのはこんな人
・肥満がある(BMI25以上、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上など)
・外出はほぼ車で歩かない
・高カロリーの食事が多い
・ジュース、清涼飲料水をよく飲む
・菓子パンやお菓子をよく食べる
・血縁者に糖尿病の人がいる
◆健康へのきっかけ 特定保健指導
○特定保健指導とは
特定健診の結果、メタボリックシンドローム該当者や予備軍となった人を対象に、特定保健指導員が面談し、一人ひとりの健診結果から身体状況や生活状況に合わせ、運動習慣や食生活、喫煙といった生活習慣を見直すサポートをしています。
○特定健診・特定保健指導の必要性とメリット
重症化するまで自覚症状が出ない病気でも、特定健診を受診し、年に1度チェックすることで早期発見・早期治療ができます。病気の早期発見・早期治療は、健康な体の維持につながります。病気を発症すれば生活に影響が出たり、後遺症が残る場合もあります。健康なら、これからの人生も制限がなく、元気で自分らしく過ごせます。
※特定健診・特定保健指導は無料で受けることができます。
※現在治療中の人も主治医と相談の上、受診してください。
◆[インタビュー Interview]前向きな気持ちで継続することが大切
特定保健指導を受けた峯さん
特定保健指導を受けるのは、今回で3回目です。健康について、自分の知らないことを教えてくれそうだと思い受けてみたのがきっかけでした。
今日はエネルギーの使い方について提案してもらいました。今まで糖尿病を気にしたことはなかったのですが、健診結果から予備軍と言われ、実際に前よりも血糖値の指標(HbA1c)が上がっていました。食後の血糖値上昇を防ぐために、食後にラジオ体操やおしり歩きなどの軽い運動を取り入れるといいそうです。運動は所属しているサークルで行っていますが、血糖値は自分で測れず目標が見えにくいので、日々の生活にも取り入れていきたいです。
去年の保健指導では、体重を記録することをアドバイスしてもらい、3~4年前から登録しているアスマイルアプリで毎日体重と血圧を測って記録することが習慣になっています。歩数目標や健康ポイントの順位が出ることで張り合いが出て、健康維持のモチベーションにもつながっています。
かつて家族ががんで亡くなったこともあり、特定健診と同日にがん検診も毎回受診しています。健康はお金では買えないので、自分が前向きな気持ちで健康のために行動を継続することが大切だと思っています。
◆保健センターでの集団検診
生活習慣病を早期発見するために血液検査や尿検査、心電図検査を行います。健診当日にあわせて受診できるがん検診(有料)もありますのでお問い合わせください。
※風しん抗体検査は今回受けることができません。
対象:国民健康保険に加入している40歳(年度末年齢)~74歳の市民
※今年度に特定健診または人間ドックを受診した人や、受診する予定の人は受診できません。
日時:
(1)11月16日(土)
(2)12月20日(金)
時間は受診内容によって異なるため個別にお知らせします
定員:80人(先着順)
申込み:保険証と特定健診受診券を用意して(がん検診とセットでの申込は(1)は10月25日、(2)は11月29日までに)電話で保険医療課か本紙QRから
※がん検診のみの申込や、がん検診の詳細は保健センター(【電話】55-0301)へ。
問合せ:保険医療課
問合せ:保険医療課
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