「十符人(とふと)」では、毎月、利府の魅力づくりや魅力発信に貢献している方を取り上げていきます。
■利府町立しらかし台中学校 陸上・駅伝部顧問
一條 博海(いちじょう ひろうみ)さん
1992年生まれ、角田市出身。埼玉大学教育学部卒業。初任校である七ヶ浜町立七ヶ浜中学校で駅伝を指導。2020年に利府町立しらかし台中学校に赴任し、陸上・駅伝部の顧問に就任。翌2021年、宮城県中学校駅伝競走大会において女子チーム、2023年には男子チームが優勝するなど、数多くの生徒を全国大会へ導いている。
◇熱くなれるものを見つけ、自分で考え行動できる人に。
令和3年の県駅伝大会(※1)において女子チームが、昨年は男子チームが優勝、また全国都道府県駅伝(※2)の宮城県代表として部員が出走するなど、華々しい活躍を重ねている『利府町立しらかし台中学校』の陸上・駅伝部。その顧問を務めるのが同校・理科教員の一條博海先生です。「生徒がアスリートになっていく過程を目の当たりにし、自己ベストや目標を達成した時、一緒に喜べる事が何よりのやりがい」と話します。「練習時の心拍数など科学的根拠に基づき、最も効果の上がる練習メニューを、選手一人ひとり考え指導しています。部活動を通して、自分で考え行動できる人になって欲しいですね」と一條先生。ご自身も中学・高校と800mで県大会優勝の記録を持ち、前任校で駅伝を担当した際に走る楽しさを再認識、現在は中長距離ランナーとして大会等に参加し、記録を更新していると言います。「大人になってから自分で練習を組み立て、思い描いたように記録を伸ばしていく楽しさに気付きました。また、ランナー仲間や卒業生に練習を引っ張ってもらうなど陸上競技を通して交友関係が広がりました。陸上部の皆にも中学校で感じた競技に打ち込む楽しさを忘れず、将来も陸上を続けてほしい」「自分が熱くなれるもの、こだわれるもの、譲れないものを見つけ、好きな事のために行動し、思いっきり笑顔で生活してください」とのメッセージを頂きました。
(※1)宮城県中学校駅伝競走大会
(※2)2024年の天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会、2022年1月の皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝大会において部員が出走。
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