宮崎市在住で第5回青の國若山牧水短歌大会で大賞を受賞されている山田トシ子さん(90才)から文学館に「牧水と富士山水墨画」10点が寄贈されました。現在、文学館のギャラリーにおいて山田さんの作品を展示しています。
山田さんは人生の集大成のテーマに富士山を選び、訪れた沼津市の若山牧水記念館で牧水が多くの富士山の短歌を残していることを知り、牧水の短歌に富士の風景を重ねながら作品を描いています。牧水は大正9年(1920年)富士山が望める静岡県沼津市に転居し、生涯で富士山を詠んだ短歌を130首残しています。
今後、山田さんから寄贈された10点を順次入れ替えながら展示をしていきますので、ぜひ、折々に文学館を訪ね作品を御覧ください。
天地のこころあらはにあらはれて輝けるかも富士の高嶺は
(若山牧水遺歌集『黒松』より)
◆第14回 牧水・短歌甲子園
今年も高校生による短歌をめぐる熱き戦いが開催されます。入場無料で、事前申込も不要です。ぜひ会場にお越しください。
日時:
・一次リーグ…8月17日(土)午前9時20分~午後5時30分
・準決勝・決勝…8月18日(日)午前9時~午後1時
場所:日向市中央公民館
問い合わせ:若山牧水記念文学館
【電話】68・9511
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