市は、第5次総合計画で掲げる個別施策「支え合い、心通う地域福祉の実現」を目指し、村山市障がい者福祉プラン(第5次)を策定しました。このプランは、令和6年度から8年度までの3年間の障がい福祉に関する計画で、その基本となる「障がい者計画」、「第7期障がい福祉計画」、「第3期障がい児福祉計画」で構成されています。
「障がい福祉計画」と「障がい児福祉計画」は、国が示す基本方針や令和5年度に実施した「障がい者の福祉に関するアンケート調査」の結果などを踏まえ数値目標を設定し、その達成に向けさまざまな事業やサービス提供を展開していきます。
■基本目標
1 地域生活への移行と自立した生活を支える支援体制の整備
障がい者が住み慣れた地域で安心して暮らすことができるように、個々の障がいに合った支援を充実させていきます。
2 自立と社会参加の拡大
障がい者が自らの意思に基づき、地域活動や就労など社会のあらゆる活動に参加できるように、学びの場の充実や就労支援などを推進します。
3 お互いが支え合う地域共生社会の推進
障がい者が、地域社会の一員として地域住民とのつながりを持ちながら暮らしていけるように、障がいや障がい者への理解を深められるような啓発活動や交流活動を推進します。
■障がい者計画
この計画は、障がい者福祉プランの基本となるものです。次の3つの基本目標を達成するため、令和5年度までの現状と課題を洗い出し、今後取り組んでいく主な施策や事業内容などを定めています。
▽基本目標1
(1)障がい福祉サービスの充実
(2)相談支援体制と情報提供の充実
(3)保健・医療・福祉の充実
▽基本目標2
(1)療育・教育の充実
(2)外出・コミュニケーション支援の充実
(3)雇用・就労の支援
▽基本目標3
(1)人権の尊重と差別の禁止
(2)充実した地域生活と交流活動等の推進
(3)安全・安心のまちづくり
■第7期障がい福祉計画
障害者総合支援法に基づく障がい者計画の数値目標について、国の方針を踏まえるとともに地域の実情などを考慮し、令和8年度末を目標年度として設定しました。令和4年度末の福祉施設入所者数の6%以上を地域生活へ移行することや、令和3年度実績の1.28倍以上を福祉就労から一般就労へ移行させることなどを目標に掲げています。そのほか、障がい福祉サービスの見込量とその確保方策も定めています。
■第3期障がい児福祉計画
障がい児の福祉についても、障がい者同様に令和8年度末を目標年度にしています。障がい児を支援するための施設の整備・拡充や医療的ケア児に対応する支援などを定めています。また、障がい児本人だけでなく、発達障がい児をもつ保護者の理解と知識を身に付けるプログラムやトレーニングなどの支援も実施していきます。
●ご存知ですか?マークの意味
▽身体障害者標識
肢体不自由であることを運転する車に表示するマーク
▽耳マーク
聞こえが不自由なことを表す、国内で使用されているマーク
▽ハート・プラスマーク
身体内部(心臓、呼吸機能、じん臓など)に障がいがある人を表すマーク
※一部のマークを紹介しています。
問合せ:福祉課生活福祉係
【電話】内線146
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