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特集 食生活、あなたは大丈夫ですか?-生活習慣病は「食」から-(2)

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岩手県軽米町

■子どものころの食生活も大切です
●味覚を鈍(にぶ)らせない
味覚は3歳までに土台ができ、8歳までに確定すると言われています。子どものころから濃い味に慣れてしまうと、濃い味にしかおいしさを感じられなくなり、味覚が鈍ってしまいます。繊細な味覚を保つためには、薄味を心がけて味覚を鈍らせないことが大切です。

●たくさん経験させる
さまざまな食体験をすることも味覚の幅を広げます。料理にいろいろな食材を使ったり、食材本来の甘味・塩味・うま味・酸味・苦味を活かした食事で、小さいころからいろんな味を経験し、味覚を鍛えます。塩分や脂肪分が多くなりやすいファストフードのようなものに偏ると、将来、生活習慣病を引き起こしかねません。

●おやつはどんなもの?
保育園児の保護者を対象に、「夕食までにどんなものを食べたり飲んだりしますか?」というアンケート調査を行いました。おやつは心の栄養にもなりますが、体を作る材料でもあります。エネルギーを考えながら食べましょう。1日に食べてもいいおやつの量の目安は150キロカロリーから200キロカロリーが目安です。

▽夕食までにどんなものを食べたり飲んだりしますか?

令和5年6月実施

▽おやつのエネルギー
ポテトチップス…1袋85g 476kcal
せんべい…5枚(1枚10g) 114kcal
グミ…1袋50g 166kcal
チョコレート…1枚50g 283kcal
クッキー…5枚(1枚10g) 260kcal
みかん…1個100g 37kcal
アイスクリーム…1個200g 374kcal
プリン…1個170g 236kcal
ヨーグルト…1個170g 136kcal

▽飲み物のエネルギー
水…500ml 0kcal
お茶…500ml 0kcal
牛乳…200ml 134kcal
ジュース(果汁入り)…500ml 265kcal
野菜ジュース…200ml 58kcal
スポーツ飲料…500ml 105kcal

●保育園のおやつは栄養補給
幼児期の子どもは成長や活動するためにたくさんのエネルギーが必要です。1日3回の食事ではとり切れない「栄養の補給」のため、保育園のおやつは甘いものではなく軽い食事になっています。

■おすすめ子どものおやつレシピ
▽枝豆andチーズおにぎり

〈材料〉1人分
ごはん…150g
プロセスチーズ…15g
枝豆(冷凍)…15粒

エネルギー:301kcal
タンパク質:9.5g
脂質:5.7g
食塩相当量:0.4g

(作り方)
(1)チーズを5mm角に切る。枝豆を解凍する。
(2)ごはんにチーズと枝豆を混ぜ、ラップで好きな大きさに包んでにぎる。

スポーツ少年団の練習や部活の前後には、おにぎりやサンドイッチなどの軽食がおすすめです。栄養補給のため果物や乳製品、ゆで卵なども!甘いお菓子より栄養補給になるものがいいです。
健康福祉課 古里京子 栄養士

■できることから始めよう
現代はライフスタイルの変化などにより、食生活も変わってきました。技術の進化により旬を問わず1年中おいしい野菜が手に入るようになった一方で、ファストフードを食べる機会も増加しています。「好きなものを食べること」と「健康でいること」の両立の秘訣は、「体が喜ぶ食事」と「心が喜ぶ食事」を上手に組み合わせることです。完璧な食生活は難しいですが、できることから少しずつ始めて健康な生活を送りましょう。

●食生活改善推進員養成教室
「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに、知識や技術を学び食を通じた地域の健康づくりに貢献する軽米町食生活改善推進協議会の会員を養成しました。

▽これからの行事予定
令和6年1月
・児童クラブ料理教室
・生活習慣病予防講演会
3月
・おやつ作り教室
・食育講演会

■各地区での取り組みを紹介
●おやこの食育教室(山内地区)
「バランスの良い食事を教えてもらえてよかった!」
食生活改善推進員の講話のあと、親子で一緒にバランスの良いお弁当を作りました。食事の大切さを学ぶだけではなく、親子での調理体験を通してコミュニケーションも取ることができます。

●上円子カフェ
低栄養予防の軽食を作って提供しました。地域で気軽に集まり、楽しく健康について話題にすることで、健康づくりを心がける人を増やすことを目的に行いました。

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