~高齢者の困りごとは「高齢者あんしん支援センター」へ~
年齢を重ねるにつれ、介護保険や介護予防、認知症、買い物や料理などの生活支援等について考える機会が増えてきます。こうしたことをどこに相談したらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな時の頼れる相談先、高齢者あんしん支援センターをご紹介します。
■高齢者あんしん支援センターとは?
高齢者の住み慣れた地域での生活を支えるための相談窓口です。全国的には「地域包括支援センター」といわれていますが、出雲市においては市民の皆さまに親しんでいただくため、「高齢者あんしん支援センター」と名付けています。
市内の各地域7か所に設置されており、保健師・看護師、主任介護支援専門員、社会福祉士、介護支援専門員の4つの専門職が、それぞれの専門性を活かしながら、高齢者が安心して生活できるようさまざまな面からサポートしています。
■高齢者あんしん支援センターの役割は?
地域の高齢者を支えるために4つの役割を担っています。
■高齢者あんしん支援センターでは何をしているの?
今回はメインとなる「総合相談支援」について、出雲高齢者あんしん支援センターの大島センター長にお話を伺いました。
◇Q.どんな相談ができますか?
A.高齢者本人や本人の家族や親族、近所の方などから寄せられるあらゆる相談に対応しています。
例えば、「親が急に介護が必要になったけど、どうしたらいいか分からない」といった介護に関する相談や、「最近、物忘れがひどくなった気がする」といった認知症に関する相談、「近くに住んでいる高齢者の方が少し心配」、「介護予防のために体操教室に行きたい」といった相談などさまざまです。
そういった相談者個々の状況に応じて、さまざまな医療・介護に関する制度、地域で活用できる施設や支援者などを紹介しながら、その解決に取り組んでいます。
◇Q.解決が困難な相談も多いのではないですか?
A.近年では、独居の方や身寄りのない方の増加、経済的困窮など高齢者を取り巻く問題も多様かつ複雑になっており、簡単には解決できない相談も多くあります。1人の職員で解決できない時には、専門職が集まり、あらゆる面からその高齢者の問題を考え、解決に向かえるよう話し合います。
センター内でもなかなか答えが出ない時には、市役所など外部の機関に協力を仰ぎ、連携して支援体制を構築するなど、相談してよかったと思っていただけるよう力を尽くしています。
◇Q.相談対応時に心がけていることはありますか?
A.相談者は困っているからこそ電話をかけてこられますし、勇気を出して電話をかけてこられたかもしれません。そのような相談者の気持ちを察し、公正真摯な態度で、丁寧にお話を伺うことを心がけています。また、できるだけご自宅へ訪問しての相談対応を行っています。
◇Q.市民の皆さんにお伝えしたいことはありますか?
A.高齢者あんしん支援センターは、高齢者の生活上の困りごとに関する総合相談窓口です。高齢者の中には、困っていても自ら困っていると発信できない方もおられます。周囲のちょっとした見守りや気づきが、必要な支援につながることもあります。ご本人からの相談はもちろん、高齢者に関する相談や心配な方が近所におられるなどの情報がありましたら、最寄りの高齢者あんしん支援センターへお気軽にご相談ください。
■高齢者あんしん支援センター問い合わせ先
出雲高齢者あんしん支援センター【電話】25-0707
佐田高齢者あんしん支援センター【電話】84-0019
湖陵高齢者あんしん支援センター【電話】43-7611
斐川高齢者あんしん支援センター【電話】73-9125
平田高齢者あんしん支援センター【電話】63-8200
多伎高齢者あんしん支援センター【電話】86-7122
大社高齢者あんしん支援センター【電話】53-3232
問合せ:医療介護連携課
【電話】21-6906
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