市政の窓(2)

2／40

■子育て・教育の満足度向上
▽こどもDoまんなか会議
去る10月10日、日本フネン市民プラザ内の「ちびっこプラザ」において、市内の小学生から高校生までの代表、総勢36名の皆さんに参加いただき、「こどもDoまんなか会議2023」を開催しました。
これは、こども基本法に基づく、「こどもの意見聴取」を目的としたもので、全てのグループのこどもたちと膝を突き合わせて、こども目線の意見を伺い、新たな気づきや、今後のこども施策へのヒントを沢山いただきました。
こども達からの意見は、作文形式でも多くいただいていますので、一人一人の意見に真摯に向き合い、全てのこども達が公平に利益が享受できる施策の検討を進めていきます。
▽未来へつなぐ修学応援給付金
本事業は、意欲と能力があるにもかかわらず、経済的な理由で大学などへの修学が困難なひとり親世帯等および生活保護受給者の子どもに対して、修学の機会がより多く得られるよう支援するもので、昨年度創設いたしました「藤岡敏孝こども未来基金」を活用し、一人当たり100万円を給付するものです。
10名の方から申請があり、選考試験の結果、5名の方に給付を決定しました。
▽教育集会所のトイレ洋式化
本市では、市内4カ所の教育集会所において人権学習を行っていますが、そのうち神島教育集会所および川島教育集会所には、洋式トイレが設置されていませんでした。
近年、洋式トイレしか利用できない子どもが増えており、トイレを利用する児童のストレスを軽減し、学習環境の向上を図るため、両集会所の和式トイレを1基ずつ洋式化することとしました。

■暮らし・福祉の満足度向上
▽高齢者等外出支援タクシー料金助成事業
本事業の10月末現在の状況は、968名の方から申請いただき、そのうち953名の方に助成券を交付しています。引き続き申請を受け付けていますので、助成対象要件を満たす方は、今一度ご確認いただき、ご利用いただければと存じます。
▽高齢者インフルエンザ定期接種促進事業
インフルエンザワクチンの予防接種は、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待できます。
本年度は、重症化リスクの高い高齢者を対象に県の補助制度を活用し、800円の自己負担額で接種を受けられます。
対象者は、「65歳以上の方」および「60歳以上65歳未満の方で、厚生労働省令で定める、心臓、じん臓もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障がいを有する方」で、実施期限は1月15日までとなっています。
▽寄付金を活用した健康器具の購入
去る9月21日、明治安田生命保険相互会社徳島支社様から「私の地元応援募金」として、30万8500円の寄付をいただきました。
これは、明治安田生命グループの全従業員が出身地や居住地などのゆかりのある地域へ募金し、さらに会社からの寄付金を上乗せして支援するもので、いただいた寄付金は「地域住民の健康増進に役立ててほしい」との意向を踏まえ、全自動血圧計を購入し市役所本館1階ロビーに設置する予定としています。
▽国民健康保険高額療養費支給に関する手続きの簡素化
これまで、国民健康保険の高額療養費の支給を受けるには、診療月ごとに「高額療養費支給申請書」を提出いただいていましたが、本年9月診療分以降の高額療養費については、「国民健康保険高額療養費支給に関する手続の簡素化申請書」の提出により、指定された口座に自動振込ができるよう、手続きの簡素化を図りました。
手続きの簡素化により、高額療養費の支給申請ごとに窓口へ足を運んでいただく手間が省けるとともに、自動振込となることで申請漏れも防ぐことができることから、市民の皆さんの負担軽減とサービス向上につながるものと考えております。