4月から公民館組織と自治会が「新たな地域自治組織」として統合・再編され、公民館は「コミュニティセンター」に生まれ変わります。この春、地域が新たな一歩を踏み出す前に、改めてその内容を市民のみなさんにお知らせします。
■新たな地域自治組織の目的
現在、公民館組織と自治会の2つの組織は、連携・協力しながらさまざまな活動を通じて人づくり・地域づくりを行うという目的を持って活動しています。しかし、地域には、著しい少子高齢化や人口減少をはじめ、地域行事などの参加者の減少や固定化、事業の衰退、役員のなり手不足、若者や働く世代の自治会離れなど課題が山積しています。このような課題を解決するため、2つの組織を統合・再編することで、役員数を抑えることができ、そして、新たに配置するセンター職員が自治会の事務局を担うことで、役員のみなさんの負担が軽減されます。また、地域が一体となって地域資源や観光資源などを生かした魅力ある地域づくり事業に取り組むことができるようになります。
■新たな活動拠点施設「コミュニティセンター」
コミュニティセンターは、地域の課題を解決するための魅力ある地域づくり事業をはじめ、持続可能な取り組みを行う新たな地域自治組織の活動拠点施設です。社会教育法に基づく利用制限が緩和され、これまでの「生涯学習」にプラスし、「地域づくり」や「人づくり」の活動など多用途利用が可能となります。また、住民ニーズに応じた学びの事業の企画・運営も可能となります。
■職員体制と主な業務
◇センター長
施設の運営統括、職員の管理監督、自治会業務の支援を担います。
◇センター職員
自治会事務局(庶務など全般)、貸館、施設維持管理、行政との連絡調整などの業務を担います。
■コミュニティセンターを中心とした自治会活動の例
・地域づくり(ミニスーパー、ふるさとまつりなど)
・地域の学び事業(学級講座、人権・同和教育など)
・地域福祉(高齢者見守り、敬老会など)
・自主防災事業(防災訓練や研修、災害避難カードの作成など)
・区長業務
・環境整備、地域振興事業
身近な地域資源を利用した活動などに参加することは、地域の人々と触れ合う貴重な機会でもあり、子供の社会性を育む上でも大きなメリットがあります。住民のみなさんが主役となり、活気あふれる自治会活動を運営していきましょう。
何か困ったことや相談したいことがあれば、これまで同様、職員が対応いたしますので、お気軽にコミュニティセンターへお越しください。
問い合わせ先:復興支援課地域自治推進係
【電話】0893-57-9989
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