■検診ってどんなことをするの? ID:11296
○死亡者数が一番多いがん「肺がん検診」
・胸部X線検査
対象者:40歳以上
所要時間:約5分
肺の病変だけでなく、心臓の異常も分かる
○かかる人数が一番多いがん「大腸がん検診」
・便潜血検査
対象者:40歳以上
自宅で2日分の便を取るだけ!
○50歳以降で急増。早期発見・早期治療で良好な経過が期待できる「胃がん検診」
・X線(バリウム)
対象者:40歳以上
発泡剤で胃を膨らませ、バリウムを飲んでさまざまな方向で胃を撮影
・内視鏡検査
対象者:50歳以上(2年に1回)
細長い管(スコープ)を口か鼻から入れ、胃粘膜を直接観察
●保健師が答える がん検診QandA
Q.家族ががんだと私もなりやすい?
A.生活習慣が同じだと要注意!
遺伝するがんも一部見つかっていますが、それよりも食生活などの生活習慣が同じだと、がんになりやすい傾向にあります。定期的な受診とともに、生活習慣を見直すことも重要です。
Q.がんがある人が検診を受けると100%見つかる?
A.100%ではありません。
見つけにくい場所にあるなど、見つからない場合もあります。少しでも異変を感じたら、次の検診を待たず医療機関を受診してください。
Q.がん検診で精密検査が必要と判定されたが、検査が必要?
A.必要です。
「がんの疑いを含め異常(病気)がありそう」と判断されたということなので、症状がないからといって精密検査を受けないと、早期で見つかるはずのがんを放置することになりかねません。
Q.自覚症状もなく多忙なため、検診を受けなくても良い?
A.ぜひ受診してください。
市で実施した令和5年度のがん検診では、自覚症状のない40~60歳代のかたの早期がんも見つかっています。
痛みもほとんどなく、数分で受けられる検査もあります。また、市が実施する検診は、個人負担も約2割だけです。早期発見できれば治療の選択肢が増えます。定期的に検診を受けましょう。
○かかる人数が年々増加「前立腺がん検診」
・血液検査
対象者:50歳以上(3年に1回)
血液検査によりPSA(前立腺で作られるたんぱく質)値を測定
○若い世代に多い「子宮頸がん検診」
・頸部細胞診
・内診
・視診
対象者:20歳以上(2年に1回)※40~59歳は毎年
子宮頸部(子宮の入り口)をブラシなどでこすって細胞を採取
○乳がん検診
女性がかかるがん第1位 早期発見・早期治療で9割が治るがんです。
・マンモグラフィ
対象者:40歳以上(2年に1回)
乳房をプラスチックの板で挟んでレントゲン撮影
■がんと診断されたかたへ 補助や支援があります ID:2692
○出張がん相談
がんの治療やその後の療養生活など、がんに関するさまざまな相談に応じます。※予約は不要(詳細は、本紙27ページで)
○アピアランスケア支援事業 ID1598
治療による脱毛などの症状などにより購入したウィッグ、乳房の変形に対する補整具の購入費用の一部を助成します。
助成額:購入金額の2分の1、上限2万円
申請方法:購入した日の翌日から1年以内に、申請書などを健康課に提出
○若年がんで在宅療養されるかたへの支援 在宅療養支援事業 ID:30788
訪問介護などの在宅支援や、福祉用具の貸し出し・購入費用などを助成します。
対象者:40歳未満で回復の見込みのないかた
助成額:対象経費の約9割相当額、1カ月上限5万4千円
申請方法:利用(購入)月の翌月から1年以内に、申請書などを健康課に提出(要事前申請)
問合せ:健康課
【電話】55-6800
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